第77話：天竜姫、白猟との邂逅 ページ41
ロー「白猟のスモーカー……
てめェらこそこんな場所で
何をしてる？」
スモーカー「質問に質問で返すんじゃねェ」
ペリカ「おいおい、どうすんだァ…？」
A「決まっているだろう」
そう言ってAは弓を引くポーズを取った。
忽ち彼女の周りに弓矢を型どった光と炎が集まっていく。
A「ここに居る海兵達はこの愚かな国を守る為に
政府から派遣されたんだ。
だったらこの場で倒す以外の選択肢はない」
たしぎ「！待ってください、アマテラ姫！
私達はあなたを……！！」
A「僕をその名前で呼ばないでくれないか？
それに君達に目的があるとしても僕には不要だ。
僕は二度とマリージョアには帰らない」
たしぎ「っ……(なんて冷たい目……)」
スモーカー「ならそっちの目的は………他の施設
みたいにこの国を破壊しに来たのか？」
A「随分察しが良いんだね。まあ半年間も同じ様な
事をやっていれば分かって当然か……その通りだよ。僕は
この国を今日中に叩き潰し、全ての人々を解放しに来た」
たしぎ「解放……？」
A「大方政府に言われてここに居るんだろう？
この国を守るようにって。君達は政府の言う事に
従うのが信条なんだろうから。奴らのご機嫌取り
しかしない政府を正しいとするのが君達
海軍なんだから」
ペンギン「Aちゃん………？」
A「ああ、本当に反吐が出る………全部正しいと
言うんだったら教えてくれないか？人間を攫って生贄を
生み出し続けるこの国を存在意義を。そして君達が
３年前に無実の人間を犯罪者に仕立て上げ殺した挙げ句、
故郷も跡形もなく滅ぼした事も正しかった事
なのかを！！！」
モブ海兵１「ア、アマテラ姫は何を言ってんだ？」
モブ海兵２「生贄？仕立て上げたって………」
スモーカー「ソレイヤード・ツタンカムの事か……」
イッカク「A！！落ち着きな！！」
ペリカ「戦闘は避けられねえっつってたけど、こんな
狭かったらAが矢を撃ったらここ崩落すんぞォ！！
ダンナ、どうすんだァ！？」
ロー「………」
Aがここに来てから、自分の恩人を殺した恨みを
本人の口から聞いた事は無かった。
憎しみよりも恩人の願いを叶える事の方が大事に
していると思っていたのだ。
でも、そうじゃなかった。
ロー「(ーーーーー許せないのは、おれも同じだ)」
だがそれは、今やるべき事ではない。
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あまね(プロフ) - 続きなかった…どしてなして (10月26日 10時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるめ(プロフ) - ベルモットさん» 今後の展開への参考にさせていただきたいです！ありがとうございました！これからも続きますがご一読いただけると嬉しいです！ (2023年1月22日 22時) (レス) id: fc1817ec45 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるめ(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます！この話を作ったきっかけがワンピの神（天竜人やエネル等）ろくでもねえな！それを否定する子を作るか！という考えだったんですが、ベルモットさんのお言葉にハッと発見がありました。 (2023年1月22日 22時) (レス) id: fc1817ec45 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 意味合い的な意味ですが、神様も仏教的な意味もあり、外国ではカトリックもありますし、「何を信じるか？」によって高尚なものは生み出されると思います。 (2023年1月22日 15時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。夢主が天竜人出身と珍しい設定で斬新さを感じながら読みました。小説内で世界に神はいない。とセリフでありましたが、神が居ないなら創れば良い、変わりに神になってやる。などの価値観構築も出来ると思いました。 (2023年1月22日 15時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶるめ | 作成日時：2022年11月21日 19時
