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事務所の社長にエスコートされたパーティーで出会ったのは偶然だった。
彼もとても驚いたようだったが、わたしを見つけるといつものように、にっこりと笑顔をくれた。
ソウル1と名高いホテル。
フランス製の織カーペット、頭上の大きなシャンデリアが幻想的な輝きを放つ。
そして、有名シェフによる宝石のようなディナーと煌びやかなスイーツたち。
アンティークとモダンが融合した豪華な造りで行われているビュッフェスタイルのパーティーには、各方面に精通した人々が思い思いに着飾り、話に花を咲かせている。
「A！」
表面上は楽しそうに見えるが、お互いの腹の中を探り合うような会話をする気にはなれず、社長が営業トークをしているのを壁際で見つめていると、わたしを呼ぶ聞き慣れた声がした。
すらりと高い背に程よい筋肉をぴったりと収めたスーツを纏った彼。
軽くてを挙げ、こちらに向かってきたその姿は会場で1番目を引くと言っても過言でないほど魅力的に見える。
パーティーに来ている女性からの目線を痛いほど感じるだろう。
そして、その女性たちからわたしに向けられる羨むような目線に苦笑しつつ、彼の返事に答えた。
「オッパ。来てたのね、知らなかった」
「うん。A、今日は一段と綺麗だね」
ヒョンシク。
彼がわたしの隣に立ち、持っていたシャンパンを渡してくれたことにより、わたしに声を掛けようとうろうろしていた招待客の男性たちが舌打ちをして諦めたように散っていった。
「弟たちは一緒じゃないの？よく許してもらえたね」
「お仕事だから。詳しい内容はナムジュ二しか知らないし」
パーティーや接待については、マネージャーからリーダーに説明されるだけで他のメンバーに詳細は語られない。
言わずもがな、知られたら面倒なことになるからだ。
ヒョンシクから渡されたシャンパンは、複雑な香りが混ざり合っていて、後口がほのかに甘くてまろやか。
とても好みのものだった。
「Aが好きな味でしょ？」
「良くお分かりで。オッパも好きなんじゃない？」
「うん。Aみたいなシャンパンだよねこれ」
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Yue.(プロフ) - 彩夏さん» 彩夏さま とても嬉しいコメントありがとうございます(^^)ますます創作意欲が湧いてまいりました。another storiesの鍵につきましては、大変お手数お掛け致しますが、私のプロフィールからメッセージを送って頂きますよう宜しくお願い致します(^^)お待ち致しております！ (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - このお話がとても大好きです、！！！！更新されるたびにすぐに読んでしまいます笑頑張ってください！応援してます！質問なのですが鍵がかかってるお話を読むことは不可能でしょうか、、？ (2020年5月19日 14時) (レス) id: e9b42be320 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - rmさん» rm様 コメントありがとうございます！そう言って下さるrm様がわたしも大好きです！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
rm(プロフ) - 大好きです！！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: 141527778b (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» わーお久しぶりです(^^)コメントありがとうございます、嬉しいです！お待たせしてしまいまして申し訳ありません！また徐々に更新してまいりますので宜しくお願い致します(*^^*ゞ (2020年5月2日 9時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yue. | 作成日時：2020年4月1日 11時
