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一瞬目を丸くした後、自然と笑みが零れて、そうすれば、ジンも優しげに笑ってわたしを抱きしめてくれる。
泣いてもいないのに、わたしの背中を優しく撫でる大きな手。
彼の首元に鼻先を寄せるように擦り寄れば、擽ったそうに笑う声。
遠くの方でわたしの名前を叫ぶ声がして、それから騒がしい足音とジョングクがやってきて、わたしをジンから引き離した。
JK｢ジンヒョン！何してるんですか！｣
NJ｢こらジョングガ！お前こそ何してるんだ、撮影中に急に抜け出すな！｣
JK｢ヒ、ヒョン...だってAヌナが...｣
NJ｢早く終わらせてこんなスタジオ出てってやるんだろ？来い！｣
呆気に取られるジンを他所に、困った顔をしたジョングクがナムジュンによってまた連れ戻されていく。
それを見送ったあと、わたしは再びジンに抱きつく。
鳴り止まなかったメッセージによって熱くなった携帯の代わりに充電する、とわたしが言えば、ジンは笑いながらわたしを抱き締め返してくれた。
JN｢騒がしいな奴らだな。長幼之序って言葉をほんとに知らないんだから」
｢ジナが愛されてる証拠でしょう｣
JN｢Aのことはもっと愛してるよ」
｢ジナは？｣
JN｢当然でしょ〜｣
どちらからともなく重なる唇が温かくて、触れるだけですぐ離れたそれが名残惜しく感じるほど優しい。
ジンはわたしの髪の毛をさらりと一撫でし、耳元に口を寄せ、愛の言葉を小さく囁いてくれたので、わたしも同じようにして彼の耳朶へ軽く口付ける。
そして、彼の背後にぽつんと置き去りにされたままの大人しくなった携帯が目の端に映ると同時に、先程まで感じていた強いストレスと、足元が覚束無いような感覚が薄れていることに気付く。
撮影の声が掛かるまでに全て消えてしまえば良いと、彼の身体へきつく抱きついたまま目を閉じた。
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Yue.(プロフ) - 彩夏さん» 彩夏さま とても嬉しいコメントありがとうございます(^^)ますます創作意欲が湧いてまいりました。another storiesの鍵につきましては、大変お手数お掛け致しますが、私のプロフィールからメッセージを送って頂きますよう宜しくお願い致します(^^)お待ち致しております！ (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - このお話がとても大好きです、！！！！更新されるたびにすぐに読んでしまいます笑頑張ってください！応援してます！質問なのですが鍵がかかってるお話を読むことは不可能でしょうか、、？ (2020年5月19日 14時) (レス) id: e9b42be320 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - rmさん» rm様 コメントありがとうございます！そう言って下さるrm様がわたしも大好きです！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
rm(プロフ) - 大好きです！！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: 141527778b (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» わーお久しぶりです(^^)コメントありがとうございます、嬉しいです！お待たせしてしまいまして申し訳ありません！また徐々に更新してまいりますので宜しくお願い致します(*^^*ゞ (2020年5月2日 9時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yue. | 作成日時：2020年4月1日 11時
