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一緒に来た社長を見ると、どうやら狙っていた大物権力者と意気投合出来たらしく、おそらくこのまま二次会に踏み込むのだろうということが分かった。
それならばわたしはもう用済みだと、ヒョンシクと共にクロークへ向かう。
すると、携帯に1件の通知が。
正確には何件もの通知がメンバーから入っているが、1番新しいものがジミンから。
終わるなら迎えに行くとのことだったので、素直にそれに甘えることにした。
「A、ここの最上階にあるバーがオススメなんだ。今度一緒に行こう」
「ふぅん、誰と来たの？」
エントランスに向かう道のりをヒョンシクにエスコートしてもらいながら、そんな話をしていると、目の端に映る黒い人影。
目深に被ったキャップ、こちらを窺う視線。
ファンかアンチ、または記者といったところだろうか。
あっちへ行ってという風にそれに手を上げて、わたしはヒョンシクを見上げる。
彼も気付いていたようで、困ったように眉を下げて微笑んだ。
外に出ると、ちょうどヒョンシクの迎えが停まっていた。
「それじゃあまたね、僕の美しいA」
「うん、よく休んでねオッパ」
乗り込もうとしたヒョンシクは、ふいにこちらを振り返ったと思うと、わたしの腕をごく自然に自分の元へ引き寄せる。
そして、わたしの頬へ軽くキスを落とし、ふわりと微笑んだ。
そのまま去る車を見送ると、軽く溜息をつく。
ああいう仕草を何の嫌らしさもなく、爽やかに出来るのは全く彼らしい。
まるで王子様のようだと思った。
JM「Aヌナ！」
「ジミナ〜！」
タイミング良く現れた1台の車。
中から満面の笑みをくれるジミンに、わたしもほっとして手を挙げた。
そのまま車に乗り込むと、甲斐甲斐しいジミンはわたしのシートベルトを締めてくれ、そしてわたしの顔を覗き込んでまた笑うので、わたしもつられて笑顔になる。
華やかなパーティーも、仕事上の付き合いも、非日常を感じられる人々も良いが、やっぱりわたしはメンバーの笑顔が1番安心した。
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Yue.(プロフ) - 彩夏さん» 彩夏さま とても嬉しいコメントありがとうございます(^^)ますます創作意欲が湧いてまいりました。another storiesの鍵につきましては、大変お手数お掛け致しますが、私のプロフィールからメッセージを送って頂きますよう宜しくお願い致します(^^)お待ち致しております！ (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - このお話がとても大好きです、！！！！更新されるたびにすぐに読んでしまいます笑頑張ってください！応援してます！質問なのですが鍵がかかってるお話を読むことは不可能でしょうか、、？ (2020年5月19日 14時) (レス) id: e9b42be320 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - rmさん» rm様 コメントありがとうございます！そう言って下さるrm様がわたしも大好きです！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
rm(プロフ) - 大好きです！！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: 141527778b (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» わーお久しぶりです(^^)コメントありがとうございます、嬉しいです！お待たせしてしまいまして申し訳ありません！また徐々に更新してまいりますので宜しくお願い致します(*^^*ゞ (2020年5月2日 9時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yue. | 作成日時：2020年4月1日 11時
