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ぱっと顔を上げ、わたしの頬に手を添えたテヒョンは、にこっと彼らしく笑った。
そして、2人の唇が重なる。
角度を変えて合わせた唇は、テヒョンの手が頭の後ろに回ると同時に開き、舌が絡まり合う。
俺のやりたいように、先程テヒョンがそう言ったのを証明するかの如く、彼の舌はわたしのそれを蹂躙していった。
息が上がり、脚に力が入らなくなりそうで、彼の背中に回した手でしがみつくと、口付けられたままのわたしはぐいっと持ち上げられ、くるっとその場を1周させられた。
まるでダンスを踊っているかのように。
TH「Aヌナも防弾少年団のメンバーですよね！」
「ちょっと、降ろして！」
TH「俺、ヌナのこと必ず守りますから」
足が床に付かないまま唇を離し、わたしを見つめるテヒョンの瞳がひどく真剣だった。
口元は笑っているし声色はいつも通りだが、その瞳の奥が笑っていないような気がした。
そのまま膝裏に手を差し込まれて、お姫様抱っこのように抱えられたので、わたしは慌てて彼の首元にしがみついた。
「悪いことしたらお仕置だよ。わたしを悲しませたり傷付けたりしたらダメなのよ」
TH「へへ、Aヌナを守るためなら何でも出来るんですよ俺。それがヌナを悲しませたり傷付けないことになるんです」
「歪んでる...テヒョナ、昔は何も知らなくて純粋で可愛かったのに」
わざと悲しそうな顔をしてそう言えば、ヌナが教えてくれたこの世界の生き方です、と生意気な答えが返ってくる。
その、どこか危うげな雰囲気が不安になる。
他のメンバーとは違う、彼のアイデンティティ。
純粋が故に簡単に壊れて、本当に歪んでしまいそうな彼の笑顔を守る為に、わたしはやはりどんな事でもしなければならないと思った。
テヒョンの為、他のメンバーの為、防弾少年団の為に。
わたしが出来る全てのことと、出来ないことの全てを必ずやらなければならないと思った。
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Yue.(プロフ) - 彩夏さん» 彩夏さま とても嬉しいコメントありがとうございます(^^)ますます創作意欲が湧いてまいりました。another storiesの鍵につきましては、大変お手数お掛け致しますが、私のプロフィールからメッセージを送って頂きますよう宜しくお願い致します(^^)お待ち致しております！ (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - このお話がとても大好きです、！！！！更新されるたびにすぐに読んでしまいます笑頑張ってください！応援してます！質問なのですが鍵がかかってるお話を読むことは不可能でしょうか、、？ (2020年5月19日 14時) (レス) id: e9b42be320 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - rmさん» rm様 コメントありがとうございます！そう言って下さるrm様がわたしも大好きです！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
rm(プロフ) - 大好きです！！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: 141527778b (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» わーお久しぶりです(^^)コメントありがとうございます、嬉しいです！お待たせしてしまいまして申し訳ありません！また徐々に更新してまいりますので宜しくお願い致します(*^^*ゞ (2020年5月2日 9時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yue. | 作成日時：2020年4月1日 11時
