9.side Jimin ページ10
ジョングクの頬を両手で掴み顔を近付けると、ジョングクは笑いながらAヌナの膝から起き上がって逃げていった。
少し膨れながらヌナの肩に腕を回し、引き寄せるように抱きつくと、やっぱりヌナは、クスッと笑う。
JM「ヌナ!その衣装で誰かを膝枕するのやめて下さい」
「スリットから肌が見えてるから?」
JM「分かってるじゃないですか〜やめてよ〜」
せめて俺の前だけでもやめて欲しいと頼むと、分かったわ、と俺の頬を撫でてくれるAヌナ。
思わず、回した腕に力を込めて引き寄せ、そのセクシーな唇に自分の唇を合わせてしまおうと思ったけれど、遠くから鏡越しにずっと俺たちを睨みつけるユンギヒョンの視線を思い出して止めた。
JM「ね、Aヌナ。この後フリーなんですって」
「ん、聞いてたよ。あ、ホソガ〜、ペットボトル取って。それ。わたしのお水」
JM「ねー。俺とデートしませんか?この近くに有名なイタリアンのお店があるらしいんですよ!」
ホソギヒョンから受け取った水を飲み込む度に上下する白い喉元が、とても艶めかしい。
Aヌナは、再び戻ってきたテヒョンの頭を左肩に受け止めながら、俺を見ると、困ったように眉を下げて笑った。
JM「え…なんで…用があるんですか?」
「んー、ちょっとね。でも夕飯までには戻るよ、今日はわたしとジニの担当だし。お家でご飯食べましょ?」
そう言ってAヌナは、再び俺の頭とテヒョンの頭を交互にゆっくり撫でて立ち上がり、楽屋の外へ出て行ってしまった。
ちょっと泣きそうになる俺。
テヒョンは全く話を聞いていなかったようで、手元の携帯でゲームに夢中だ。
JM「ヒ、ヒョン!ジニヒョン〜!」
JN「やー、なんだねジミナ〜。え、泣きそうな顔してるじゃん、なんで?笑」
JM「ヌナが!!ヌナが〜!」
JN「は、はい?ちょ、落ち着こうか」
慌ててジニヒョンのところへ向かい、何やらチキンを口いっぱいに頬張っていた彼に抱きつく。
ヌナをディナーデートに誘ったら断られた旨を伝えると、軽くパンチをくらった。
JN「何抜け駆け告白してんの。今夜はヒョンと夕食当番なの知ってるよね?!それを分かってて外で食べてこようだなんて、ヒョンを裏切る行為だよね?ヒョンからAを奪うのか。そうか?違うのか?お?!」
JM「い、いや、当番のことは知らなかったんですよ。ごめんなさい…いや、そうじゃなくて!」
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Yue.(プロフ) - 美玲さん» 2を作りましたので、そちらに随時更新していく予定です(^^)宜しければご覧下さい!コメントありがとうございます(˘ω˘) (2020年4月2日 19時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - ヒョンシクさんとの関係がとても気になります!続き楽しみにしています。 (2020年4月1日 23時) (レス) id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» チロルさん。コメント&お褒めの言葉頂きましてありがとうございます!とても嬉しいです!拙い文章で申し訳ないのですが、頑張りますので今後とも是非宜しくお願い致します。頑張ります(^^) (2020年3月21日 20時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 凄く面白いし読みやすいです!更新楽しみにしてます! (2020年3月21日 19時) (レス) id: 2cd5a2bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yue. | 作成日時:2020年3月16日 23時