8.side Jimin ページ9
Aヌナのことになると、いつもに増して張り合ってくるテヒョンが鬱陶しい。
そう感じる俺の気持ちを良く分かっているかのように、Aヌナは、俺の頭を優しく撫でてくれた。
ヌナの手は気持ち良い。
細長い指に、きらりと光る繊細なデザインのリング。
長めに伸ばしたネイルが施された指先は、いつもひんやりと冷たくて、微かに肌に触れられるとぞくっとする。
「欲求不満なの?」
JM「えっ、な、なんでですか?」
「ちょっと触れただけでそんな顔してるから」
どんな顔をしてるんだろう?
心の内を見透かされたようで恥ずかしい。
俺の耳元に口を寄せて囁くAヌナは、クスクスと笑っていて、驚いて彼女を見ると、ひどく妖艶な顔をしていた。
もし俺が欲求不満のような顔をしているんだとすれば、それは、ひどく美しいこの人のせいだ。
JM「ヒョン!ナムジュ二ヒョン!今日この収録が終わったらフリーですよね?」
NJ「Yes,man〜」
ジニヒョンがメイクを受けている後ろでホソギヒョンと共に音楽に乗って踊っているナムジュ二ヒョンに声をかけると、ヒョンは良く分からないノリで答えてくれた。
よしっと右手をガッツポーズしてAヌナに笑顔を向けると、そこにはテヒョンじゃなくてジョングクが。
いつの間に来て彼女の膝の上に寝転がっていたのか。
JK「ヌナ、髪の毛触らないで下さい。これから本番なんですから、乱れます」
「可愛いジョングガがわたしの膝にいるのに、触らないなんてそんな拷問」
JK「触るならこっち」
JM「こら!!ジョングガ!!!」
あろうことか、自分のズボンの上にAヌナの手を持っていこうとしたジョングクの頭を少し強めに叩く。
いったーっと言いながら起き上がったジョングクは、俺の事を思いっきり睨みつけやがった。
いや、普通におかしいでしょ。
ここ楽屋だし、俺ヒョンだよ。
「ジミナ可愛い〜。ヌナ、そういうとこ本当に好き、可愛い」
JK「えー、俺は好きじゃない。あざといと思う〜何歳になるんだよって感じです〜」
JM「やー、ジョングガ〜。その生意気な口を閉じてやろう〜」
JK「ちょ!やめて下さい!!」
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Yue.(プロフ) - 美玲さん» 2を作りましたので、そちらに随時更新していく予定です(^^)宜しければご覧下さい!コメントありがとうございます(˘ω˘) (2020年4月2日 19時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - ヒョンシクさんとの関係がとても気になります!続き楽しみにしています。 (2020年4月1日 23時) (レス) id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» チロルさん。コメント&お褒めの言葉頂きましてありがとうございます!とても嬉しいです!拙い文章で申し訳ないのですが、頑張りますので今後とも是非宜しくお願い致します。頑張ります(^^) (2020年3月21日 20時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 凄く面白いし読みやすいです!更新楽しみにしてます! (2020年3月21日 19時) (レス) id: 2cd5a2bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yue. | 作成日時:2020年3月16日 23時