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24.side Jeongguk ページ25

細い腰を引き寄せて、そのままぎゅっと強めに抱き締める。
部屋の端で携帯を見ていたジニヒョンが、そんな俺の様子を苦笑して見ていた。

俺がAヌナに触れても悔しくないのだろうか。
俺は自分以外が彼女に触れたその瞬間から、嫉妬で狂いそうになるのに。


「ジョングガ、怒ってるの?」

JK「そんな毎回毎回いじけないですよ」

JM「毎回毎回いじけてるじゃん」

JK「ヒョンは黙ってて下さい。あっち行って下さい」


ジミナにそんな言い方したらだめ、とAヌナが言うので、はーいと面白くなさそうに答える。
ジミニヒョンは、そんな俺の頭を撫でてくれるので、やっぱり彼も大人で、自分だけが子供なのかもしれないと思った。


「今日は、よろしくお願いします」


スタジオにヌナの凛とした声が通る。
共演者たちが、Aヌナの存在感に圧倒され見惚れているのが良く分かった。
男性も女性も、例えばそう、動物や天気でさえも、みんなヌナの味方で、虜になるのだ。


JN「分かるなぁ〜俺も初めてA見たときにはこんな反応してたわ」


独特な笑い声をあげながらジニヒョンが言えば、テヒョニヒョンが何故か誇らしげに胸を張っている。

ぴんと背筋を伸ばし、真っ直ぐ前を見るAヌナ。
自分がどう立てば美しく見えるのか分かっている立ち方だ。
目線が合った人に柔らかく微笑むその様子は、やはりモデル出身だと改めて実感する。

声を出せば、皆が注目し、一挙一動から目を離せなくなるような魅力。
そんな彼女が、俺たちの仲間だということは、確かに俺も誇らしい。

ふいにじっと見る視線を感じてそちらを見れば、背の高い男性共演者と目が合って、そしてにこっと微笑まれた。
俺は慌てて合わせて頭を下げる。



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設定タグ:防弾少年団 , ヌナ , BTS   
作品ジャンル:恋愛
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Yue.(プロフ) - 美玲さん» 2を作りましたので、そちらに随時更新していく予定です(^^)宜しければご覧下さい!コメントありがとうございます(˘ω˘) (2020年4月2日 19時) (レス) id: 596b1e2190 (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - ヒョンシクさんとの関係がとても気になります!続き楽しみにしています。 (2020年4月1日 23時) (レス) id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
Yue.(プロフ) - チロルさん» チロルさん。コメント&お褒めの言葉頂きましてありがとうございます!とても嬉しいです!拙い文章で申し訳ないのですが、頑張りますので今後とも是非宜しくお願い致します。頑張ります(^^) (2020年3月21日 20時) (レス) id: bc65101879 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 凄く面白いし読みやすいです!更新楽しみにしてます! (2020年3月21日 19時) (レス) id: 2cd5a2bb9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yue. | 作成日時:2020年3月16日 23時

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