獣隊士見参(4) ページ12
『おはよう伊之助くん、今日も早いね』
「おう！はやく次の稽古場行って権八郎と紋逸よりさらに強くならねえといけねえからな！」
『好敵手がいるんだね。友達と上を高め合うのは良い事だよ』
「あいつらは既に俺の子分達だ！」
『そうなの？じゃあ親分はしっかり栄養も摂らないとね。ご飯の支度できるまでのんびりしてて？』
「(ほわほわほわ)おう！」
最近は私自身も伊之助くんの食べっぷりと
一生懸命さをみているととても元気をもらえる。
食事の時はかぶり物をぬいでいるから
こんな可愛らしい顔で美味しそうに
ご飯を頬張っていると尚のこと。
私は兄様と二人兄妹だから
念願の弟ができたようで、もう癒やし。
可愛い。撫でたい。
そう思いながらムフフとしていると
我が家の主が起床した。
『おはようございます、実弥さん』
「よう！寝坊助！」
「また朝からよく食うなお前。」
「Aが作る飯はうめえんだ！いくらでも食える！」
『実弥さんの朝食も用意してますよ。ちょっと待ってて下さいね。』
厨房に行くため席を外した。
「おい猪。」
「あぁ？なんだよ」
「…テメェは珍しくやる気もあるし、筋も悪くはねェから毎朝の事は大目にみてやるがよォ…」
「？」
「テメェ…まさかAに惚れてんじゃねェだろォな…」
「はあ？俺がAのなに掘るんだってんだ」
「馬鹿野郎ォ！そういう意味じゃねェ！！」
「A掘ったら強くなれんのか？」
「ホントに馬鹿かァ！テメェはァ！！」
『まーた喧嘩して。なにがあったんです？』
「風柱がAを掘ったら「なんでもねェよ！！喧嘩もしてねェ！！！」
なにがなんだかわからないが
実弥さんが焦ってると言うことは
大方私に聞かれたくない私の話であろう。
「よっしゃあ！腹も膨れたしちょっくら走ってくるぜ！」
『一刻後くらいには稽古始まるからちゃんと戻ってくるんだよ〜』
颯爽と飛び出して行った伊之助くんを見送り
再度食卓に着いた。
『…で、どうしたんですか？実弥さん？』
「別に…。」
席に着くと同時に手を握ってきた実弥さんは
少しソワソワと心配そうな感じで
そっぽ向いていた。
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
