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少女と男達の間で会話はない。
男達は新しく入る者がいる、と聞いたのはつい先日の事だった。
その事に驚きと戸惑いがまだ付きまとっている
少女は辺りを見回しながら歩いていた。
時折、目を輝かせたりしながらも疑問を口にはしない。
そういう雰囲気なのだと思っているからだ
両者とも無言のまま、男達が足を止めた。
少女もそれに続くように足を止めた。
ヘルメットを被った男が扉を叩く。
重要な所なのだろう。他の扉とは違い豪華だ。
???｢連れてきました。入れてもよろしいですか。｣
そうヘルメットの男が声をかけると
入れろという耳に残る低い声が聞こえてきた。
???｢それじゃ、扉を開けますね。｣
そう言うと男は、少女の返事も待たずに扉を開けた。
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作者名：狼の宿 | 作成日時：2021年4月19日 19時
