かわいすぎる彼氏くん。ーD.Ariokaー

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そんな集中してたんだ、わたし。

優しいな…




涼「つか、なんで敬語になってんだよ。

この間言ったばっかなのに。」






あ「だってここ会社ですし、いま2人じゃ

ないですもん。」







さすがにみんないる時はね。






涼「そっか…そーだよな。」





そう言った涼介は何故か

嬉しそうで…




少し疑問に思ったけど

あえて何も言わなかった。





涼「A、昼まだだろ?食べに行こ。」





あ「え、いいんですか?わたしと行って…」





と言うとわたしの手を掴んで

ぐいっと引っ張る。





涼「俺はお前と行きたいの。…行くぞ。」





なにそれ

ちょっとドキッてしちゃったじゃん。







・






会社の近くにある有名な定食屋さん。

いつも混んでるけど、今日は

まだ少なくて席が空いていた。





涼「なに食う?好きなの頼めよ。」






あ「奢ってくれるんですか?」




当たり前だろと言ってメニューを

渡してくる。




ほんと、優しいんだから。





あ「じゃあ…焼き魚定食で。」





涼「1番安いの選んだだろ。

あんま遠慮すんなよ?」






遠慮はするよ。

図々しいじゃん。





あ「してないよ。焼き魚定食が食べたいの。

今日は焼き魚の気分。」





涼「どんな気分だよ。(笑)まぁいーけど。

俺は焼肉定食！」





がっつり食べるなぁ。

さすが、男の人だもんね。

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