わたしの幸せな時間 (ページ10)

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わたしの作戦ページ10

Aside

今日は日曜日。
シフトはまた13:00～17:00
15:00までは高橋さんと2人
15:00からはパートの村田さんか……

日曜日はうちの店はお客があまり来ないので、シフトも薄め

ぶっちゃけ慣れてない人とは2人の方が気が楽だったりする。

だってどっちかと仲良いとかあったら気を使うけど、それがないなら喋らなきゃいいだけだもん

それに今日はとっておきの作戦がある

昨日よりはマシか…

なんて思いながらベッドから這い出る。

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お店に着くと既に高橋さんがいた。

海人「おはようございます、春野さん」

おっきい目をキラキラさせた顔で笑いかけられて、ドキッとした。

私やっぱこの人の顔好き

「おはようございます」

平静を装ってあいさつをする

掃除のモップを準備していると

海人「春野さん、俺にやらせて？掃除」

困る。

高橋さんに掃除をされればきっと瞬殺だ。
私は今日、掃除を1時間掛けてする予定だったのだ。
それはもう店の隅々までキレイに。
そうすれば、不自然な2人の沈黙の時間を減らせると思って。

「いやいや、そんな。私がやりますよ」

というか、やらせてください！！！！！！！！！

海人「ううん、俺がやりたいの。おねがい」

こんな顔にお願いされたらまぁ、無理だよね

「じゃあ…、お願いします」

海人「うんっありがとう！」

私の練った作戦は彼のキラキラスマイルによっていとも簡単に打ち砕かれてしまった。