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海人side
ぐううーーーーー
おなか、なっちゃった
今日は大学が長引いてしまい、いつもは食べれてる夕食が食べられなかった。だからお腹はぺっこぺこ
A「ぷっ、す、すみませ、ふふっ、おなか、すきました？」
また笑ってくれた
「笑われちゃったー笑、うん、夕飯食べれなかったから、お腹ぺこぺこ」
A「ふふ、今日いつもより多かったですもんね、カップ麺」
そう言って彼女は自分のポケットから何かを取り出す
「あ、それ、、」
A「そうです、この間海人くんがくれたチョコ」
「まだ…開けてなかったんだ……」
チョコ、苦手だったのかな？
ちょっと凹むかも…
A「もったいなくて、、せっかく海人くんに貰ったから…って食べなかったらもっともったいないですもんね！ってことで、一緒に食べませんか？」
え？
「ずっと、持ってたの？」
A「はい。この前のお客さん、怖かったけど海人くんが居てくれたから、安心できて、それでお守り代わりにしてました」
ちょっと照れた顔だ
なんて可愛いんだろうか
俺のチョコをお守りなんて、
「ふふっ、いーね！食べよう！それ！」
2人でチョコを分け合う。個包装タイプだから1つずつ。
「残りはお守りにしていーよっ！なーんてね」
Aちゃんの体温で少しだけ溶けたチョコはとっても甘かった
「あ、そういえば！好きなタイプね、礼儀正しい子！挨拶とか、お礼とか、自然に言えちゃう子が素敵だなって思うよ」
君みたいにね
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作者名：ぺとり | 作成日時：2024年3月26日 22時
