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Aside
最低なことをしてしまった。
海人「まー、タメ口使って〜でも良かったんだけどさ、Aちゃん遠慮しちゃいそうだし、あと！純粋に名前なんていうのか気になったし！」
なんてちっとも気にしてないように高橋さんが話してる
でも、私は気にする
なんてめんどくさい女なの。
そう思うけど、この行動は反省しなければいけないもの。
謝られたって困るかもしれないけど、謝らないと
「ごめんなさい。高橋さん。永瀬と態度違いすぎましたよね。こんなあからさまだと傷つけちゃいますよね。ほんとにごめんなさい」
自分だって分かってる。
急にこんな風に言われたらきっと意味がわからなくて困る。
「しかも、高橋さんと同じ歳の先輩にあんな舐めた態度とるなんて、それがおかしいんですよね」
どんどん変な方向に向かっていく私の言葉。
何も言わなきゃそれでいいのに、
「ほんと私って昔からだめなんです。前だって…」
止まらな…
海人「すとーーーーーっぷ！」
言葉を重ねる毎に俯いていった私の顔が一気に前を向く
高橋さんはしっかり私と目を合わせてくれた
海人「なにがだめ？急にどうしたぁ？俺はね、Aちゃんが名前で呼んでいいよって言ってくれて嬉しいよ。それだけ。だから謝らないで？喜んでるから、俺」
「す、すみませ、」
「むしろ謝らないとなのは俺の方。距離の詰め方おかしかったね。会って2日で前からずっと話してる廉と同じように接して欲しいなんてそんなこと思う方が変なのかも笑笑それでも俺はAちゃんと仲良くしたいなぁって思ったからさ。なんかごめんね」
「い、いえ…」
一気に頭が冷静になる。何を言ってしまっていたんだ。
海人「もしかして、名前で呼ばれるのも嫌だったりする？それなら全然苗字で…」
や、やだ
「いや！名前で…呼んで欲しいです……。その…褒めて貰えたの嬉しかったから…」
海人「ほんと！？やったねー！あれ？廉にはなんて呼ばれてるっけ？」
「春ちゃん…です。」
海人「あー！苗字の春野からね！じゃあ俺の方が廉よりレベル高いってことね♪」
ご機嫌なようで良かった
こんなにおかしい私をまだ受け入れてくれるなんて、いいひとだなぁ…
こんな人、初めて会ったかも
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作者名：ぺとり | 作成日時：2024年3月26日 22時
