わたしの幸せな時間 (ページ2)

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出会いページ2

Aside

だるい。

だるすぎる。

自分で選んだバイトだけど、やっぱりバイトの前は気分が乗らない。しかも今日は土曜日。13:00～17:00という微妙な時間帯のシフトである。

ぐでーんとベッドで横になりながら
はあ…とため息をつき、
スマホに保存してあるシフト表を確認する。

「今日は〜……15:00まで高橋さん…か、」

初めての人だ。確か、男の人だったよね

そう。なんと今日から今までシフトが一緒だったあっきーが大学が忙しいとかでシフトをざっくり減らし、新しい形態に変わってしまったのだ。

友達とのバイトをこれまで謳歌してきた私はより憂鬱な気分だった。

「それでまるまる被るのは…お決まりの永瀬ね。え、待って、そういえば永瀬と高橋さんって仲いいんじゃないっけ……」

お得意の独り言で自分が窮地に立たされていることに気づいてしまった。

私は極度の人見知りだ。永瀬とだってあっきーがいなければ仲良くなれなかった。永瀬はきっと高橋さんと仲良くワイワイするのだろう。そして私にはそれに入り込む勇気は無い。

おっけー。今日は2時間ぼっち確定ね〜。レジは私に任せろ！
辛。

そんなことを考えながらスマホの時計に目をやると、家を出る時間になっていた。

やだなぁ。
あっきー……。早く戻ってきてよぉ(泣)