私の幼馴染 (ページ26)

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恋愛として？
その言葉を聞いて放心状態になる私をおいて
セフンは話を続けた。

SE「俺最初はどうせどうにもならないと思ってたんだ。
Aは俺じゃなきゃダメだって、そう思うって。
勝手に考えてたんだよね。
でも、今日のAみて本当に不安になった。
ワンピースなんて着ちゃってさ。」

少し茶化したような表情でそう言うセフン。
SE「俺はいつもの方が好きだし、
Aによく似合うと思う」

「ま、そんなことは置いておいて。」

相変わらず何も言わない私に
SE「俺Aがほんとに好きなんだよ」
って、真剣な顔でもう一度言った。

セフンの真剣な顔と言葉に、
ブワッて顔が熱くなるのがわかった。

セフンが私を好き？
恋愛として？

そんなこと考えたこともなかった。
うん、ほんとに。
ほんとに考えたことなかったんだ。

SE「急でびっくりしたよね。
とりあえず今日はゆっくり寝て、
また明日ね」

「早く家入りな」
って、終始放心状態の私を
玄関まで引っ張って行って
おやすみそう一言だけ言って
自分の家に帰って行った。