私の幼馴染 (ページ12)

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2人とバイバイし、車に乗り込むと
案の定ムスっとしたセフンが待っていた。

『お待たせしました』
申し訳なさそうに私がそう言うと
SE「終わった？」
こちらを向いたセフンが眉を下げながら聞いてきた。

『うん、交換した』
SE「そっか」

そういうと、窓を開け
SE「では」
一言挨拶をし、車を発進させた。

車内には2人が昔から好きな曲が流れていて、
(今日は楽しかったな。でもセフンの隣が一番落ち着くな…)
なんてぼんやりと考えていた。

少し進んでから、
SE「今日、楽しかった？」
ぽつりとセフンが言葉を落とした。

私は少し考えてから
『うん、でもちょっと疲れちゃった。』
SE「なんで？」
『うーん、セフンといるのが一番落ち着く』
答えになっていないような返事をすると
SE「チャニョルさんにはそんな正直になんなくていいからね」
と、少し怒った言葉が返ってきた。

なんで？
と思ったけれど、なんとなく、聞かない方がいいと思い
『わかった』
そう一言だけ返した。

それから少しして、自宅につくと
SE「お疲れ様、ゆっくりお風呂入って寝るんだよ」
そう言ったセフンはいつも通りの優しいセフンで
『ありがとう』
そう返事をして車を降りた。