【プリパラ】 天才少女のアイドル事情 【夢主】

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ユニコンside

「では、ボーカルドールについて、お話してください。」
「わかったでちゅ。」

あたちは涙を拭き取って話し始めたでちゅ。
ファルルと見つけたときのこと。
呼び出したときのこと。
ファルルとアタチがしてきたこと。
ファルルが倒れたこと。
ミニファルルとガァララのこと。
とにかく知っていることを全部話したでちゅ。
でもそれで、罪悪感が消えることは無かったでちゅ。

「だいたい把握しました。」
「役に立てたなら良かったでちゅ。」
「では、呼び出しに行きましょうか。」
「わかったでちゅ。」

そしてあたちたちは、なるべく人の少ないスキャナーのところに来た。

「お願いするでちゅ。」
「確かに。では。」

そうして少女は白紙のプリチケをスキャナーに

「待った。」

差し込む手前で止めたでちゅ。

「どうかしたでちゅ？」
「プリチケをスキャンするなら、何かしらコードがありますよね、これには見当たらないのですが。」
「あ、たしかにそうでちゅ。」

大事なことを忘れていたでちゅ。
コードがなければ読み込むも何もないでちゅ。

「ファルルさんは、女の子のキラキラした願いが込められてプリチケとなったんですよね？」
「そうでちゅ。」
「ならこの子には、まだ何も無いから白紙のままなのでは。」
「…なるほどでちゅ。」

女の子の夢と希望が集まって、模様になるという見解でちゅか。

「でもどうやって夢と希望を集めるでちゅ？プリパラで集まらなかったらもう世界中のどこを探しても集まらないでちゅよ？」
「ライブを見せてみるのはいかがでしょう。ライブのときであれば、人一倍集まると思いますよ。」
「なるほどでちゅ！じゃあ早速、ファルルを呼んでくるでちゅ！」

そう言って、少女にはそこで待っててもらい、アタチはファルルを呼びに行ったでちゅ。

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