【プリパラ】 天才少女のアイドル事情 【夢主】

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めがにぃに話すと、渋々ではあるが会場をセットしてくれた。
しかし、会場が別のライブで埋まってるので路上ライブだという。

勝負はこう。
それぞれが別々の場所で同じ曲を歌い、多くの観客を集めた方の勝ち。
ミヨにはめがにぃから伝えてもらった。
ミヨは自信満々で、早速友達に自分のとこに来るように宣伝していたらしい。

「ハレ達も来てねーって言う?」
「ううん、大丈夫。私たちは昨日はじめて来たばかりだから耳を貸す人は少ないと思うわ。」
「そっか。」

ハレは少し残念そうにしていた。
でも、私たちなら大丈夫。
そう思えた。

1時間後、 ライブは始まった。
ハレは昨日と同じようなダンスをして魅せた。
私は昨日と同じように歌った。
はずだった。

｢なんか違うなあ。｣
｢らぁら、どうしたぷり?｣
｢なにか物足りないような感じがするの。｣
｢はるの歌ぷり?｣
｢うん。｣
｢原因は向こうもわかってるといいけど……｣

違う。違う。違う。
昨日どうやったっけ。
昨日、何をしていたっけ。
何も分からない。
昨日と同じことができない。
このままじゃミヨに負けてしまう……

その時、ハレは私の背中を少し押した。

｢はる、大丈夫。ハレがついてる。｣

ああ、そうだった。
私にはハレがいる。
何も考えなくていいんだ。

無事に、ライブは終了した。

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