【プリパラ】 天才少女のアイドル事情 【夢主】

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食事を済ませ、お風呂に入り、髪を整え、あとは寝るだけの状態になり、もういちど考える。
白紙では無くなったプリチケを見つめる。

もう少しはっきりとしていればわかるのに……

水彩絵の具で垂らしたような柔らかな色があるだけのプリチケ。
それが人なのか動物なのか何も分からない。

夜遅いし、また明日考えよ。

ベッドに入り、今日あったことを思い出す。

初対面でも気軽に接し、ライブを披露してくれた。
彼女たちのライブでプリチケに色がついた。

ライブのことを考えた時

「き…………か…」
「また!!」

声が聞こえ、思わず体を起こす。

「きこえ……か…」
「昼間よりだいぶ聞こえます。」
「よか…た……わたし……えわ…なたの……ぶに」

声は途切れ途切れすぎて分からないが、聞こえる声の数が多くなったのは進歩である。

「ぷり……にいって……」
「え??」
「……く…………」
「また聞き取りづらく……」
「…………」
「聞こえなくなったか。」

プリチケを再度確認する。
色への変化はあまり無……

「いや、ある。」

色に変化は無いが、そこには先程まではなかったコードがあった。

「これで、呼び出すことが出来る……!!!!」

朝起きると、枕元には自分のものであろうプリチケがあった。

「昨日まで無かったのに。」

何はともあれ、これで正式にプリパラの中へ入ることが出来ると思うとワクワクした。

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