普通の恋愛 (ページ18)

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「もしもし？」
家に帰るとすぐにスマホが鳴った
ん？テヨン…あ。

TY「ヌナ。今どこ？」

「家です。ごめんなさい。」

TY「うん。今から帰る。歩いて帰るから1時間後に会おうね。」

「ごめんね。忘れてた」

TY「はい。」

これは確実に怒ってるな。
って事で…アイス買いに行こ！

～1時間後～
TY「ただいま。」

「おかえり！ほんとにごめんね？」

TY「うん。ん！」
あまりにも不機嫌だったから普段は絶対にしないけど私から軽くキスをした。

「アイス食べる？笑」

TY「うん！！！」
こんなことで機嫌が直るなんて笑

「これ、好きだったよねーテヨン」

TY「ん？そんなこと言ったことあった？」

「え？だって昔から…あ。」

私ほんとにバカだ。

「ごめん。テヨン。」

TY「ギョンス先輩このアイス好きなんだ。」

見るからに目に色がなくなって私をアイスよりも冷たく見つめるテヨン。

「テヨン…？」

TY「ヌナがギョンス先輩とどれぐらい付き合ったか俺知らないよ？」

「へ？」
思ってもみなかったことを言いだすから間抜けな声が出た。

TY「それに、どんな別れ方をしたのかも知らない。でもヌナがギョンス先輩のことをどれだけ愛してたのかはわかるよ。わかりたくないけどね？笑笑」

「テヨン…」

TY「今も好きなのもわかってる。それなのにヌナと付き合うなんて俺、卑怯だよね？」

「テヨンは卑怯なんかじゃないよ。私が卑怯なんだよ…曖昧な気持ちでテヨンの心傷つけてばっかで。」
この時ギョンスの言葉を思い出した。
このまま付き合っててもテヨンを傷つけるだけだって。

TY「そんな事ないよ？ヌナは何も悪くない。ヌナ…？実はね俺ヌナに隠してたことがあるんだ」

「うん？」

TY「SMTの2日目の朝、ヌナ先に会場入りしたでしょ？俺ヌナが家でてから朝ごはん食べようとしたらヌナのノートパソコンを見つけたの」

「ノートパソコン…？」

TY「うん。ほんとは見ちゃいけないんだけど中見ちゃったんだよね」

「そんな事？笑全然使ってなかったし昔の大学のレポートしか入ってないよ笑」

TY「ヌナ…？」
なぜか涙目になりながらテヨンは私を見つめた。

TY「ほんとに何もわからないの？」

「どうしたの？わからないよ…？」

TY「そっか。ごめん。俺今日は帰るね」

「え、テヨン！」

こうしてテヨンは帰っていた。

ここでテヨンを引き止めたら何かが壊れる気がして引き止めなかった

机を見るとノートパソコンが開いていた

そういえばファイル開いたままだった