普通の恋愛 (ページ14)

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「え。公認なんだ。」

会社がコメントを出したみたいで、相手は女子高校生で一般人。真剣に交際をしてるって。

Twitterを見ると

ギョンスが選んだ相手なら文句ない！
お幸せに！！
どんな子だろ？？
ギョンスの彼女になってみたい人生だった笑
女子高校生か…ギョンスオッパじゃん！

と否定的な意見はほぼなかった。

ギョンスと付き合ってから全く会えなくて、ギョンスの活動の邪魔になりたくなくて家を出る回数を減らし、友達も作らず悩み事も1人で解決してきた。なんで私の時は事務所に話ってくれなかったの？

吹っ切れたつもりでもやっぱりショックでもう一度やり直したいって思う気持ちがどこかにまたあって…そんな自分が嫌になった。

もう一度話せるなら、ギョンスと話がしたい。
あんな事本心で言ったんじゃないって。
まだ愛してるんだって。

～過去～
あれはギョンスがデビューして2年が経った時だったお互い会えないけど毎日家督でやりとりして、電話ができる日な必ず電話をしていた。

3ヶ月に一度のペースでギョンスは家に来てくれていっぱい話してカップルらしいことももちろんして、次の日目がさめるともうギョンスはいなかった。
私が目を覚ます前に宿舎に帰っていた。

その度に、
「もう朝ごはんを作って起こしてくれるギョンスはいないんだ。」って思ってた。
それでもギョンスが好きでアルバムも買ってトレカがチャニョルさんだった事を報告したらなんでよりによってあいつなんだよって本気で不機嫌になって、
その3ヶ月後に自分のトレカをわざわざ持って来て笑笑
『僕の彼女だったら僕のトレカ持ってなきゃ、』って目をクリクリさせながら言うギョンスが愛しくて。

そんな時知らない人から電話がかかって来た。
それに出たのが間違いだった。

ギョンスと付き合ってるのはわかってる。
別れないと事務所に言う。
ギョンスを傷つけると言われた。

その電話は毎日かかってきて、私は3ヶ月に一度ちょうど記念日に帰ってきたギョンスにこう言った。

「なんでギョンスはアイドルなんだろ。普通の恋愛がしたかったのに。」

正直こう思ったこともあった。普通の恋愛が出来ないなんてたかが知れてる事だった。

ギョンスはみるみるうちに青ざめて何も言わずに静かに出て行った。

玄関には指輪とバラの花束が置いてあった。
「近いうちに絶対結婚しようね」
そう言ってくれたギョンスを思い出した。
そのまま私は泣き崩れた。

ギョンスが帰って来ることはもうなかった