普通の恋愛 (ページ2)

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気がつけば涙が鼻をつたっていた。

「はぁ…泣いてばっかだな私。」

SY【おはよ！バイト来る？】

スヨンから家督がきた。
スヨンはギョンスの事を全て知ってる唯一の親友だ。スヨンに外に出ないと！と言われスヨンと同じカフェでバイトを始めた。

【行くつもり、いろいろ迷惑かけてごめん】

SY【おけ！そんな事思った事ないよ笑】

スヨンがいてくれてよかった。
そう思いながらもう冷めてしまったポットにもう一度水を入れてスイッチを押し、
パンをトースターに入れて服を着替えた。
ギョンスが好きだと言ってた服は全部捨てて、
脚を出すのを嫌がってたからギョンスと別れてから、ショートパンツを履く事が多くなった。そんな事をしてもギョンスには見えてないけどただ、気分が楽になる気がしたから…

「おはようございます。」

YM「Aちゃんおはよー」

この店の店長のユギョムさん。
かっこよくて優しくて、私がバイトをする事を快く了承してくれた。

SY「あ！A！！服着替えたら、そこの机拭いといて」

着替えると言ってもシャツの上からエプロンをつけるだけだけど笑
着替え終わって机を拭いてると1人目のお客さんがお店にやってきた。

SY「いらっしゃいませー」
ここは路地裏にあるら小さなカフェで、
常連客も学生さんしかいなくて顔馴染みが多い

TY「ヌナ！今日は朝からあるんだね！」

SY「そうだよ～今日は大学お昼からだから」

TY「そっか！Aヌナおはよう！」

「テヨンくんおはよ笑笑」

テヨンくんは中学生からよく来てたらしく、私ともよく喋ってくれる。
凄くかっこよくて、面白くて年下に見えない時が多々ある。

YM「おぉ！テヨン！あの話どうなったの？」
お店の奥からユギョムさんが出て来てテヨンくんに声をかけた。

TY「ヒョン！どうしようかな…」

SY「あの話って？？」

スヨンがテヨンくんの横に腰掛けて聞いた。
小さいお店だからできる事。
私もテヨンくんとスヨンの前の椅子に座った。

TY「なんか、事務所からスカウトされたんだけどそろそろ返事をしないといけなくてさ」

SY「そなの！？どこの事務所？」

TY「えっと…三大事務所の１つだって言ってたんだけどなー」

YM「SMだろ？少女時代がいる」

TY「そうそう！SM！！」

SY「え。あ、そなんだ…」
スヨンが気まずそうに私を見た。
まさか、ギョンスと同じ事務所にテヨンくんがスカウトされるなんて。