＊イナズマGO＊神童家のイケメン執事は女の子!? (ページ7)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:15,451 hit

◇６+どうして！？ページ7

「ここが２のＡよ。天宮くんは少し待ってて」

教室の前まで来ると私だけが廊下で待ってるようにと指示された。

今、ものすごい心臓がバクバクしてる…。
早くこの緊張から解放されたいです…！

ガラッ・・・

「はい、みんな席について。もうチャイムは鳴ってるハズよ」

「はーい」

「あ、そうだ！先生！！」

廊下にまで聞こえてくる声に私は自然と耳を傾けていた。
というか、さっきから全部丸聞こえで…。

嫌でも耳に入ってきます。

「何かしら？」

「転校生が来るっていうのは本当ですか？」

「朝、みんなで話してたんです！見たことない男の子が居たって」

「しかも超イケメン！」

あうぅ…。何で知っているんですか！？

こんなマンモス校で私の事を転校生だと認識できるなんて…恐ろしさしか感じませんっ！！

「はいはい、静かに。その転校生なんだけどうちのクラスに入る事になりました」

「マジ！？やったー！！」

「落ち着きなさい！でないと紹介しないわよ」

「はーいっ♪」

「よし。入ってきて良いわよ」

よ、呼ばれた…。私の鼓動はさっきより早くなってて、心臓が押しつぶされそう。

「は、はい」

ですが私は拓人様の執事なんです！しっかりしなければ。

「彼は天宮十夜くんよ」

「天宮十夜です。慣れない事もあるかと思いますが、よろしくお願いします！」

自己紹介を急いで終わらせると教室からは暖かい拍手が沸き起こった。

これって歓迎されてると捉えていいんでしょうか…。

「天宮くんの席は窓側の一番後ろよ」

「はい、分かりました」

さっきの緊張が嘘みたいに消え、今は大分安定している気がします。
音無先生の言う事は本当でした！

でもそれは束の間だけ。席につこうとした時…。

「十夜、お前このクラスだったんだな」

私の目に映ったものは…

「拓人様！？」

これって一体どういう事…？