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つくづく韓国のペダルという配達文化には生まれた時からこの世界に住んでいるとはいえ、感心そして感謝する。ネットで注文したものは、ものの数十分で配達されて、キッチンに立った。
あまりにも綺麗なキッチンは、今日が初めて使うとかだったらどうしようかとは思いつつも、キッチンの前に立った。
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扉のロックが解除される音が聞こえて、玄関の方に向かうと扉が開いて「ただいま」とスンチョルが顔を覗かせる。おかえりと返す間も無く、スンチョルの香りに包まれたかと思えば、それが抱きしめられていると気付くには少しだけ時間がかかった。
『お帰りなさい』
SC「会いたかった」
スンチョルは感情をストレートに伝えてくれる人だ。それはもう恥ずかしくなるぐらい。いつもは照れ臭くてあまり言えないけれど、今日ぐらいは良いんじゃないか。だって会うのは久しぶりだし。
『わたしも、会いたかった』
その言葉の後に、更に抱きしめられる。そっと頭に手が伸びて何度か撫でられる。スンチョルの愛を全身で感じて、嬉しいのは勿論だけど、やっぱり何処か恥ずかしさもある。今のわたしには回した手に力を少し入れることしか出来ない。
SC「やっと会えた」
首元にスンチョルの顔が埋まって、ふわふわの髪の毛は少し擽ったい。次第に甘くなってくる雰囲気に、胸がドキドキと高鳴り変にソワソワとしてしまう。この3ヶ月、抱きしめられたことがないわけではない。でもそれ以上もない。
それに正直練習生だった歴も長く、男の子と関わりを持つことだってなかったから、初めて付き合う相手がスンチョルだ。好きだという感情もまだ良く分からなかったわたしにその感情を教えてくれたのはスンチョルなんだけど。世間のカップルがどう過ごしているのかとか、恋愛知識なんて、少女漫画やドラマでしか知らないわたし。
それに比べると、スンチョルはいつも余裕があって、いつだってドキドキされっぱなしなのだ。そっと頭に回った手が暖かくて、熱が伝わる。
SC「A…」
スンチョルに名前を呼ばれて、少しずつ顔が近づく。更に胸が高鳴って、そっと目を閉じた。
“ワン“と鳴き声が聞こえて、慌てて目を開ければ帰りをいっしょに待っていたクマがわたし達の足元に擦り寄ってきて。可愛いキラキラとした眼差しでこちらを見ていて、すっかり消え去った雰囲気に2人して目が合って、思わず笑い出してしまった。
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yz_dk_(プロフ) - にこさん» にこ様 コメントありがとうございます。気付いていない誤字でした。教えて頂きありがとうございます。編集させていただいております。 (8月15日 7時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - わざとだったら申し訳ないのですが、モネクにミニョンはいません…ミニョクです🥺 (8月15日 1時) (レス) @page3 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年8月14日 18時
