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(SC side)
楽屋に入ってメイクをしてもらうけど、出演者のことばかり気になってしまう。
『アニョハセヨ』
楽屋がノックされて、扉が開けばそこにいるのは愛おしい彼女の姿。
SG「ヌナ！」
『スングァナ、アンニョン』
SC「ヤ、スングァナ！ヌナ呼び許してないだろ」
『スンチョリ、朝ぶりだね』
SC「うん。髪色、綺麗に戻ったね」
SG「全くこのヒョンは…」
Aは駆け寄り、俺の隣に腰を下ろせば『会いたかったよ』と微笑む。さっきまで考えていたことなんてもうすっかり忘れてしまっていて、つくづく俺は単純なのだと思わされる。
『そういえば、スンチョリは今日のこと知ってた？』
SC「いや…、Aは？」
『わたしも！知らなくて。名前見てびっくりしちゃった』
SC「俺も一緒。しかもスングァニは知ってたみたいだし」
SG「…マネージャーヒョンが黙っててって言うからだよ〜」
SC「それでもヒョンに黙ってるなんてなぁ」
眉を下げて口を尖らせたスングァンとのやり取りを見て、クスクスと笑うAを見て、なんだか愛おしくて頭を撫でた。撫でられてびっくりしたのか、こちらを驚いたように見つめる。
SC「あの、さ」
『うん？』
話そうとしていたところから、また扉がノックされてスングァンは「どうぞ」と声を掛ける。
『ミヨイかな？楽屋に置いてきちゃったし』
SG「ミヨイヌナ？」
俺たちが予想していた人と入って来た人は違う。
「アニョハセヨ！今日共演させて頂くリュウクです。よろしくお願いします！」
まさかの来客に俺もびっくりしたけど、Aも驚いていた。
「あ！Aヌナも居たんですね！アニョハセヨ」
『あ、アンニョン、リュウガ。そうなの、私たち7年目のアイドルだから仲良くて。それで挨拶に来てて』
Aが慌てるのも無理がない。そりゃそうだ。世間に公表しておらず、いくら友達とはいえ楽屋で座って談笑している男女のアイドル達なんて怪しいに決まっている。当たり前だけど、バレてはいけないのだから。
「そうなんですね！ヌナは一昨日ぶりですけど、元気でしたか？」
『うん！リュウギも』
「はい！ヌナに会えたし、凄く元気です！」
仲良さそうに喋っている2人を見てまた醜い嫉妬心が湧き出てくる。
「エスクプス先輩、スングァン先輩、それからAヌナ。今日はよろしくお願いします！」
この純粋さすらも今の俺には眩しすぎる。
＊＊＊
以下、作者より。
TMIですがリュウクのイメージはMIRAEのソン・ドンピョ君です！
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yz_dk_(プロフ) - にこさん» にこ様 コメントありがとうございます。気付いていない誤字でした。教えて頂きありがとうございます。編集させていただいております。 (8月15日 7時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - わざとだったら申し訳ないのですが、モネクにミニョンはいません…ミニョクです🥺 (8月15日 1時) (レス) @page3 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年8月14日 18時
