-April fool? 03 ページ8
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「……分かんない。 何が違うの？」
「答え知りたい？」
「うん」
「答えはね、机の上の」
「机？ 机の上の？」
……机に置いてる物を見ても、違う物は特に見当たらない。
「机の上の……」
Aの言葉を待ちながら机の物を隅々まで確認してると、不意に頬に何かが触れた。
「……え、……A、今……え……？」
Aがキスをしたという事に気付くまで、時間がかかった。
「……ただ、したくなっちゃって。 ……キス」
突然の事に呆然とする俺と、そんな俺を気にせず続けるA。
「……本当はね、違う所なんて無いの。 ごめんね？ ただスンチョル見てたらキスしたくなって、でも言うのは恥ずかしくて……」
そう言いながら徐々に俯くAは、耳まで赤い。
……なんなんだこの可愛い生き物は。
「A。 ……こっち向いてA」
「やだ。 ……今顔赤いから、やだ」
「いいから、こっち向いて」
少し強引だと思いつつ、Aの頬に手を添え顔を向ける。
りんごみたいに赤くなってるAと目が合えば、我慢の限界はすぐそこに。
「A、」
「……何？」
「……キスしたい時ってね、こうするんだよ」
そう言った後、Aにキスをする
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「……ん、」
スマホの通知音が部屋に響く。
目を開け画面を見れば、Aからのメッセージ。
A起きてますか?
「ん……A……？」
……まさか、ね。
「……夢、だった……の？」
……まぁそりゃそうか、Aがあんなに積極的になるなんて滅多にないし。
夢の中でも可愛いかったな、A……。
……にしても。
「どんな夢見てんだよ俺……」
自分に呆れて頭を抱えてると、再びスマホが鳴る。
Aスンチョルさん寝てますか?
スンチョル起きてるよ、どうかした?
Aに返信すれば、直ぐに返ってくる。
A今用があって外に居るんですけど、後ろに誰かいる気がして……
「……は？」
寝起きで回らない頭をフル稼働させる。
今、外にいる？
あと五分もしない内に日付変わるのに、こんな時間に外にいる？
しかも、後ろに誰かいるって……？
「……出てA……お願いだから出て……」
気が付けばソファーに放ったままの上着を手に取り、Aに電話を掛けてた。
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MIE(プロフ) - ももこさん» コメントありがとうございます！ 別作品が完結次第ですが新しくすんちょる視点を書こうと考えてますので、その理由はそちらで書こうと思っております🙇♀️なのでもう少しお待ち頂けたら幸いです🍒 (6月7日 3時) (
レス) @page18 id: 3e10d8c607 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - すんちょるが何故主人公のこと好きになったのか気になります！ (6月1日 19時) (レス) @page18 id: 7eba4932cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIE | 作成日時：2023年3月31日 23時
