-Birthday? 03 ページ3
.
プレゼントや材料の袋で見える肌を隠しつつ彼の元へ向かう。
「……スンチョルさん！」
名前を呼べば彼が振り向き、目を見開く。
「こ、こんにちは……？」
何も言わずこちらへ向かってくる彼。
振り向くまでは笑顔だったのに、今はどこか怒ってるような表情。
「……行くよ、」
目の前まで来た彼は、やっぱりどこか怒ってる気がする。
手に持っていた材料の袋を彼は奪い取る様に持ち、私の腕を引いて足早に歩き出す
.
.
.
彼の部屋に着いた途端、部屋の中へと押し込められる。
勢いよく閉められたドアは、それだけ怒っていると言ってる様で。
「……スンチョル、さん？ 何か、怒ってますか……？」
「うん」
「その……何で、怒ってるんですか？」
「服。 肌出すぎ」
「あ……確かに露出度高いですけど、でもこの服」
「スニョンが選んだんでしょ。 Aこういう服選ばないもんね。 ……後であいつに言っとかないと」
「スンチョル……さん？ なんか空気感怖いですけど…… どうか、しましたか……？」
「……ううん、どうもしないよ。 とにかくその服ダメだから、着替えて」
「え、でも……私、変えの着替え、ないですけど……」
「俺の服好きなの着ていいから、着替えて」
「え！？ あ、いやそんな、私なら大丈夫ですよこのままでも！」
「俺がダメだから着替えて。 ……嫌なら、俺が着替えさせてあげよっか？」
「……き、きがっ、着替えてきます！！」
……二重人格？ って思うくらい、たまに別人になるんだけど
本当に同じ人……？
.
そそくさと部屋に入り彼の服をあれこれ合わせて、手に取ったのは白のロンＴ。
「……これはこれで、露出すごいんだけど……」
彼が着てる姿を見た時は丁度よさそうに思った服も、私が着るとすごく大きくて。
首元が緩く、油断すると下着が見えそうになる。
さすがに別の服にしようと再び彼の服を物色してると、玄関で待機してもらってる彼の声が聞こえる。
「A着替えたー？ 入っていい？」
「え、あ、いや着替えました、けど……でもこれはこれで」
「A入るよー」
返事を待たずに部屋に来た彼は、私を見るなり呟いた。
「……どうしよ、俺今日耐えれるかな」
.
.
.
「……あ、あの、暑いんですけど……」
「ダメ、俺が耐えれないからダメ。 取らないで」
「……でもこの時期にマフラーは……」
「ダメ」
.
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1631人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MIE(プロフ) - ももこさん» コメントありがとうございます！ 別作品が完結次第ですが新しくすんちょる視点を書こうと考えてますので、その理由はそちらで書こうと思っております🙇♀️なのでもう少しお待ち頂けたら幸いです🍒 (6月7日 3時) (
レス) @page18 id: 3e10d8c607 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - すんちょるが何故主人公のこと好きになったのか気になります！ (6月1日 19時) (レス) @page18 id: 7eba4932cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MIE | 作成日時：2023年3月31日 23時
