司法の世界は病んでいるみたいです

続き×2 ページ11

マヨイちゃん
昨日、依頼人を無罪にして、今日は新たな章の始まり。いつも通りワイワイと騒いでいる彼女に可愛いなあと言葉を漏らした。
｢本当!?｣
...時が止まったかのように動けなかった。
プログラムにしては、あまりにもタイミングが良すぎる。混乱しつつもメッセージを読み進めていくと、彼女が貴方に抱いている感情が見えてきた。
｢可愛いなんて、お姉さんもいつも可愛いよ!｣
｢私達の話を聞いてる時の笑顔も｣
｢検事さんと戦ってる時の真剣な目も｣
｢全部全部大好きで...どうしてお姉さんがこの世界にいないんだろうって思うくらい｣
そう告げる彼女の瞳は真っ直ぐ貴方を捉えて離さない。不気味に思って早くメッセージを読み飛ばそうとボタンに手を伸ばすも、それより早く新しいメッセージが表示された。
｢そうだ。ここにお姉さんがいないなら、そっちの世界から連れてくればいいんだよ!｣
｢お姉さんも私達のこと、大好きだって言ってたもんね｣
｢そうと決まれば、さっそくお姉さんのこと迎えにいくよ!行動は早い方がいいって言うしね｣
｢早くお姉さんに会いたいなあ。皆もきっと喜んでくれるよ!｣

｢だから...早く、手を伸ばして?『こっち』でいっぱいお話、しようね｣

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