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『あ、あの！』
｢｢ん？｣｣
『あの、美波さん。辰哉さんは、本当に素敵な旦那様で、辰哉さんの方が私なんかには勿体ないくらいで...いつも私を気にかけて下さいますし、優しくて、カッコよくて、頼りになって、時々可愛くて。こんなに素敵な人が私の旦那様だなんて、未だに信じられないくらいで...私、辰哉さんの事、本当に大好きなんです。だから、その、えっと...』
｢はー。Aさん、最高かよ！もう大好き！！こんな兄だけど本当に宜しくね？...ってお兄ちゃん、顔真っ赤じゃん！ウケる！｣
深｢...見んな！Aも、急にあんな事言わないで。恥ずい...｣
『あ、ごめんなさい...』
深｢あー、違う違う。嬉しいのよ？美波がいなかったら即ラブラブすんのに。｣
『え...』
｢あー、はいはい、ごめんなさいね、おじゃま虫で。でも私がいなかったら聞けて無かったかもしれないんだからね！そこは感謝して欲しいけどね！｣
深｢あー、まぁ、それはね？サンキュ。｣
｢ふはっ、素直じゃん。じゃあ、今日は帰ろうかな。Aさん、また来てもいい？｣
『もちろん！今日は、大したおもてなし出来なくてごめんなさい。次は一緒にご飯食べましょ♪』
｢うん！是非！お兄ちゃん、マジでAさん泣かせんなよ！！じゃ、またね！バイバイ！｣
『気を付けて。』
そして美波さんは嵐のように去っていった。
本当に元気な人だったな。でも、凄く素敵な人だった。
もっと仲良くなりたいな、なんて美波さんを見送った玄関先で考えていると
深｢A｣
『きゃっ...』
辰哉さんが後ろからハグしてきた。
『どうしたの？』
深｢さっきの、めっちゃ嬉しかった。ありがとう、俺と結婚してくれて。｣
『それは私も同じだよ。私と結婚してくれてありがとう。ずっと一緒にいてくれる？』
深｢当たり前。やっぱりめめが良いって言っても離してやんない。｣
『ふふっ、そんな事言わないよ。私は辰哉さんしか見てないもん。』
深｢あー、もう、何で今日そんな可愛いの？てか俺もAしか見てないから。｣
『嬉しい。...辰哉さん？』
深｢ん？｣
『愛してる。』
深｢俺も、愛してる。｣
愛の無い結婚だったはずなのに、こんなにもお互い愛し合ってるなんて、あの頃は考えられなかったな。
ここに来るまで色々あったけど、相手が辰哉さんで本当に良かったと思ってる。
そんな私達には、これからきっと愛しかないだろう。
Fin.
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
