検索窓
今日:28 hit、昨日:217 hit、合計:341,573 hit

44. ページ45

深「え?!え?!何?!どうした?!何で泣いてんの?!」





辰哉さんが帰ってきた事にも気付かずに、昼間帰ってきた時のまま、ソファに座って放心状態だった私。


目の前にいた辰哉さんの顔を見たら、さっきの情景がフラッシュバックして勝手に涙が溢れてきた。



その様子を見て焦っている辰哉さん。



深「ちょちょちょ、どうしちゃったの?嫌な事でもあった?辰哉さんに話してみな?」

『...』




よく言うよ...さっきまで女の人といたくせに。

私とちゃんと"夫婦"になりたいなんて、嘘だったんでしょ?

あの日から今までの楽しかった時間は、全部偽物だったんだ...



辰哉さんの顔をじっと見つめたまま、そんな事を考えていた。




深「おーい。ホント、何があったの?誰かに何か言われた?それとも、誰かとケンカした?」

『...何も言われてないし、喧嘩もしてない。』

深「んー、じゃあ、どうしたの?教えて欲しいな。」

『...辰哉さんは、私の事、本当は、好きじゃない?』

深「え?」

『あの日言ってくれた、「ちゃんと夫婦になりたい」って言葉は、嘘だった?』

深「え?え?!何で?!嘘じゃないよ?!本当に思ってるよ?!」

『...でも、今日、見ちゃった。辰哉さんが女の人と腕組んでるとこ。』

深「えっ?!女の人?!え、誰だろ...」

『隣町の、ちょっといいアクセサリーショップの前で...』

深「隣町...アクセサリーショップ...あぁ!あの時か!あれは『全部、嘘だった?』...え?」

『楽しかったのも、仲良くなれたのも、好きになったのも、私だけなの?...本当は、全部偽物だった?』

深「...A」

『やっぱり、私じゃダメなんだね...私じゃ、辰哉さんの事「A!」っ!』

深「聞いて!そしてちょっと一旦深呼吸。」

『っ、はぁ...』

深「はい、じゃあこっち向いて?」

『...』

深「A。まずは、不安にさせてごめん。でもね?あの時一緒にいたのは、"妹"だから。」

『...え?』

深「妹。先週誕生日だったのよ、アイツ。で、今日予定空いたから誕プレ買わされてたの。多分、Aが見たのは、会計終わって先に店出て待ってる所に、アイツが無駄に高いテンションで絡んできた時だったんだと思う。」

『...うそ...』

深「ふはっ、ホントだって。...ほら、コイツじゃなかった?」



そう言って辰哉さんはスマホを見せた。


そこには、昼間見た女の人が...



『この人...』



まさか、辰哉さんの妹だったなんて...



.

45.→←43.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (440 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1904人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 目黒蓮
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます!もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい!!私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちり | 作成日時:2023年10月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。