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ゲームセンターに入ると、辰哉さんは一目散にクレーンゲームのコーナーへ向かって行った。
慌ててその後を追う。
辰哉さんに追いつくと、たくさんあるクレーンゲームを1つずつ見て歩きながら、どれで遊ぼうか悩んでいるようだった。
深｢A｣
辰哉さんの後ろを歩いていると突然名前を呼ばれた。
『え、何？』
深｢欲しいのない？｣
『え？えーっと、どれでもいいの？』
深｢うん、いいよ。｣
『えーっと...じゃあ、これ...とか？』
どうやら私の欲しい物を取ってくれるらしい。
急に言われて迷ったけど、近くにあった黄色いバナナの妖精さんのぬいぐるみを指差した。
深｢お！Aもあれ好きなの？｣
『え？あ、うん。可愛くて好き。』
深｢俺も。よし！じゃあちょっと待ってて！救出してくっから！｣
辰哉さんもバナナの妖精好きなんだ...
ちょっと意外...
それにしても、そんな簡単に取れるものなのかな？
こういうのってなかなか取れないイメージがあるんだけど...
私は本当に取れるのか半信半疑で辰哉さんの後を追い、クレーンゲームをプレイする姿を見ていた。
深｢...っしゃ！｣
『え？！え？！凄い！！本当に取れた！！しかも2回で！！凄い！』
深｢ふはっ、興奮しすぎwwはい、これあげる。｣
『え、いいの？！うわぁ、やった！ありがとう！』
深｢っ、おう...他に欲しいのある？｣
『え？まだ取れるの？』
深｢当たり前だろ！俺、クレーンゲーム得意なんだよ。｣
『凄いね...え、じゃあ...これは？』
深｢任せろ。｣
結果。辰哉さんは凄かった。
次から次へと私の欲しいと言った物を取っていき、私の両手には抱えきれない程の景品の山...
まだ取りたりないとでも言いたげな辰哉さんに『もういい』と言うと少し残念そうな顔をした。
いやどんだけ取る気なの...
途中、店員さんが怪訝な顔をしてこっち見てたよ？
出禁にならないといいけど...
深｢いやぁ、久々に取りまくったわ〜｣
『こんな特技があったなんて...凄いね。私のリクエスト全部取っちゃった。こんなにたくさん...ありがとう。』
深｢どういたしまして♪でもちょっと取りすぎたかなww｣
『家の中ぬいぐるみだらけだねww辰哉さんの部屋にも飾ろう♪』
深｢じゃあ俺、バナナの妖精♪｣
『え！それ私のお気に入り！』
深｢ふはっ、冗談！俺の部屋に置くぬいぐるみ、Aが選んで？｣
『うん、いいよ。』
2人でたくさんの景品を抱えながら家に帰った。
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
