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あれから、辰哉さんが帰って来るのが早くなった。
一緒にご飯を食べたり、ソファに座ってテレビを見たり、お茶しながら雑談したり。
少しずつお互いの事を話して知って。
辰哉さんの事を知れるのが嬉しかったし、楽しかった。
深｢あ、次の日曜どっか行く？｣
『え？』
深｢デートしたいって言ってたじゃん。｣
『え？！いや、デート...とは言ってない、けど...』
深｢ふはっ、何よwwデートじゃダメなの？｣
『いや、そんな事は...』
深｢じゃ、デートでいいじゃん♪どこ行く？行きたいとこある？｣
『え、えーっと...そうだな...ショッピング、とか？』
深｢ショッピング？いいよ。じゃあ、ブラブラしながら買い物しよ。｣
『う、うん！』
こうして私と辰哉さんの初デート？が決まった。
...何着てこ...
そして日曜日。
午前中は家でゆっくりして、午後から出かけることにした。
日曜日という事もあって、なかなかに混んでいる。
私は、少し先を歩く辰哉さんを見失わないように、必死に追いかけた。
深｢...｣
すると、突然辰哉さんが止まってこちらに振り返った。
『？』
深｢ん。｣
どうしたのかな、と不思議に思っていると、右手を差し出す辰哉さん。
『え？』
深｢今日人多いでしょ？だから、はぐれないように。手。｣
そう言って私の左手を握った。
『あ、ありがとう...』
初めて辰哉さんと手を繋いだ。
色白で、指も細くて、少し小さめの手。
華奢で綺麗な手をしてるとは思っていたけど、実際触れてみると意外としっかりしていて、やっぱり男の人なんだな、と思った。
ふと、辰哉さんの方を見てみると、なんだか頬と耳が赤くなっているような気がした。
それから、お互いの気になるお店に入ってみたりして過ごした。
最初は手を繋いでいる事に緊張して照れていたけれど、時間が経つにつれて、それが当たり前のようになっている事に気が付いて、少し嬉しくなった。
深｢あ！｣
急に大きな声を出すからビックリして辰哉さんの方を見ると、目をキラキラ輝かせている。
辰哉さんの視線を辿ると、大きなゲームセンターがあった。
『入る？』
辰哉さんに、そう問いかけると更に目をキラキラさせて
深｢いいの？！入る！！｣
と嬉しそうに笑った。
あ、可愛い...
子供のように笑う辰哉さんに、そんな事を思いながらゲームセンターに入った。
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
