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宮｢目黒くんには悪いけど、まず旦那さんとデートしたり、しっかり会話したりして、お互いの事知っていこう。それから、旦那さんが本当にAと夫婦として暮らしていく気があるのなら、今お付き合いしている女性達とはお別れして貰わなきゃね？｣
『あ...』
宮｢他の女性とお付き合いしたまま、Aとちゃんと夫婦になりたいって言われても、説得力ないし誠実でもないからね。万が一Aに断られた時の為に、このまま女性をキープしとくなんて事の無いようにしてもらわないと。｣
『う、うん...』
宮｢...ちゃんと自分で言える？｣
『...言わなきゃ。私と辰哉さんの事だもん。自分で言えなきゃ、これから先夫婦としてなんて、やっていけないよ。』
宮｢ん。偉いね。...まずは、旦那さんともっと仲良くなろう。せめて目黒くんと同じくらいに。｣
『が、頑張る...』
宮｢ふふっ、何かあったらいつでも聞くから。何も無くても聞くけどね。｣
『ありがとう涼ちゃん...私、涼ちゃんいなかったら無理だったかも。』
宮｢ふふっ、可愛い妹の為なら、兄は何でもするからね。｣
『ふふっ、頼もしいお兄ちゃんだww』
涼ちゃんに話を聞いてもらって、とりあえず今は、もっとお互いを知る、という結論に至った。
確かに、私は辰哉さんの事を殆ど何も知らないし、辰哉さんも多分、私の事を殆ど何も知らない。
これから夫婦としてやっていくにしても、今のままでいるにしても、まずはお互いを知る事から始めよう。
辰哉さんが次に家に帰ってきたら、ちゃんと私から提案しよう。
私には涼ちゃんがいてくれるから、きっと大丈夫。
ちゃんと言える。
私の相談が終わった後、久々だった事もあって暫く話し込んでしまった。
ふと時計を見るともういい時間で、涼ちゃんは｢もうこんな時間か！そろそろ帰るね｣と言って帰って行った。
涼ちゃんに話した事で、何となくこれからの方向性が決まったし、自分のやる事も分かった。
蓮くんとは、暫くカフェ以外では会わないようにして、ちゃんと考える事にした。
お友達とは言っても、蓮くんは私の事を好いてくれていて、私は既婚者。
やましい事は何一つ無いけれど、辰哉さんに女性と会うなと言っておきながら、自分は他の男性と会うなんて、フェアじゃない。
蓮くんにも、ちゃんと言わなきゃ。
きっと蓮くんは分かってくれる。
涼ちゃんを見送った後の静かな部屋で考えていた。
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
