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辰哉さんに蓮くんからの電話に出るのを邪魔された。
どうしたんだろ？
いつもなら興味無いです！って感じで、見向きもしないのに。
蓮くんと会った時から、何か辰哉さんの様子がおかしくて不思議に思う。
『あの...本当に、どうしたの？具合でも悪い？』
普通にご飯食べてたから多分体調不良とかでは無いのだろうけど、一応聞いてみた。
深｢いや...元気。｣
だよね。
うん、それは分かってた。
だとしたら、何で？
まぁ、蓮くんは後でLINEか電話するとして、辰哉さんはさっきから腕を掴んだまま動かない。
時折、顔を歪めてみたり難しい顔をしたり、全く読めない。
ずっとこうしてるわけにもいかないので、私から口を開いた。
『あの、何も無いのなら片付けようと思うんだけど...手、離してもらってもいい？』
すると辰哉さんは、ハッとしたような顔をして、慌てて手を離した。
深｢あ、ごめん...痛かった？｣
『ううん、全然大丈夫。それより、何か今日変だよ？どうしたの？本当に。』
深｢いや、まぁ、んー、なんと言うか...｣
ハッキリしない態度に少しだけイライラしてしまう。
『...まぁ、いいや。私後片付けするから、辰哉さんは休んで。』
辰哉さんの横を通ってキッチンへ向かおうとすると
深｢っ、｣
『えっ』
またしても腕を掴まれて、今度は思いっきり引っ張られた。
一瞬の出来事で、気づいたら目の前には辰哉さんの胸。
どうやら今、私は辰哉さんに抱き締められているようだった。
『あ、あの...』
深｢ごめん...｣
"ごめん"と言うと、少しだけ力を入れて抱きしめた辰哉さん。
そのせいで、辰哉さんの胸に顔がしっかり押し付けられていて、ドクンドクンと早い心臓の音が聞こえた。
『...凄い早い。心臓の音。』
深｢...｣
『今日の辰哉さん、変。』
深｢...あのさ｣
『はい？』
深｢もし...もしも、さ...｣
『うん』
深｢もしも、俺と、最初からやり直して、って言ったら、どうする？｣
『え？最初から、やり直す？』
深｢うん...ぶっちゃけ、俺最初最悪だったじゃん？"男作ってもいい"とか"俺も外に女いるし"とか、"寝る為だけに帰って来るから何もしなくていい"とか...色々。｣
『あー、うん。確かにww』
深｢そんな事言っといて、今更って思うかもしんないけど、もう一度、やり直して欲しい、俺と。｣
『...それは、つまり...』
深｢ちゃんと"夫婦"になって欲しい。目黒のとこには、行かないで...｣
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
