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《あのね、夜に旦那様の様子見に行って、冷えピタとかアイスノンの交換したんだけど...》
宮〈うん〉
《交換し終わって、部屋を出ようと思ったら、旦那様に手を掴まれたのね。》
宮〈え？...うん。〉
《それで、起きたのかと思って声掛けてみたんだけど、どうやら寝ぼけてたのか、目は瞑ったままで｢ここにいて｣って言われたの。》
宮〈...うん〉
《きっと、お付き合いしてる人と勘違いしたんだろうなって思って、一旦それを受け入れて、暫く経ったら離そうと思ったんだけど、何回やっても離れなくて...》
宮〈うん〉
《せっかく寝てるのに起こすのも可哀想だと思ったから、もう諦めて暫くそのままでいたの。》
宮〈うん〉
《そしたら、私まで寝ちゃってたみたいで...起きたら、旦那様も起きてて｢この手何？｣って...》
宮〈...うん〉
《多分、寝ぼけてたから覚えてないんだろうね。私が勝手に手を握ってたって思ったみたいで｢勝手に触るな｣って...あと｢出てって｣って言われて...》
宮〈何それ...〉
《謝って部屋から出たんだけど...何かモヤモヤしちゃって...ごめんね？朝からこんな話。》
宮〈全然大丈夫だよ。ていうか、そいつ本当にムカつく。看病してくれたのに感謝するどころか態度最悪じゃん。〉
《んー...別に感謝して欲しいとかは思わないんだけど、一方的に怒られたのが、ちょっと...気になったっていうか...》
宮〈Aは優しすぎるよ。そういう時はハッキリ言わなきゃ。〉
《そう...なんだよねぇ...私のダメなとこだよね。》
宮〈良いとこでもあるんだけどね。てかじゃあ、まだアイツは勘違いしたままって事？〉
《うん...でも、涼ちゃんに話聞いてもらったから少しスッキリした！ありがとうね、涼ちゃん。》
宮〈いやいや。俺は話聞くくらいしか出来ないから...いつでも話してね。愚痴でも何でもいいから。〉
《ありがとう。涼ちゃんがいてくれて良かった。》
宮〈ふふっ、それじゃあ、またね。〉
涼ちゃんに話を聞いてもらって、少し気持ちが楽になった。
でも、この会話を旦那様が聞いていたとは知る由もなかった...
深澤side
アイツが誰かと電話してる声が聞こえた。
聞くつもりはなかったけど、トイレに行きたくて部屋を出たら聞いてしまった。
深｢...マジか。俺が掴んだんだ...｣
知らなかったとは言え、強めに言ってしまって申し訳なかったと思ったし、確かに看病してくれたんだもんな、と少しだけ反省した。
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ちり(プロフ) - KAORIさん» コメントありがとうございます！もう少しで完結すると思いますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです😊 (11月5日 22時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - キャー💜二人の気持ちが結ばれてめちゃめちゃ嬉しい！！私までニヤニヤしちゃいました♡ (11月5日 22時) (レス) @page46 id: 7e73bcd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - skさん» ご意見ありがとうございます。善処します。 (11月2日 20時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
sk(プロフ) - ww使用しない方がいいのに。ネット民同士の会話みたい (11月2日 19時) (レス) @page43 id: 4e0eda8720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年10月4日 21時
