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先｢新学期だから席替えするぞー。｣
夏休み明け最初のHRで席替えすると言われた。
え、じゃあ翔太くんの隣ももう終わりか...
最初は最悪だと思って、早く席替えしたいと毎日のように願っていたけど、今は仲良くなれて離れるのが寂しいとまで思ってしまう。
深｢あー、この席も終わりかー。離れるの寂しいね、Aちゃん。｣
『うん、寂しいね。』
深｢また近くの席だったらいいなー。｣
『そうだね。』
くじ引きの結果、さっくんは廊下側の1番前。
深澤くんは窓側の1番後ろ。
翔太くんは真ん中の列の1番後ろ。その隣りが悠羽。
私は真ん中の列の真ん中。教室の中心的な位置。
隣は、喋った事の無い男子。名前は鈴木くん。
見た目は派手じゃなくて、どちらかと言うと真面目そう。
さっそく人見知りしてしまって、話せない。
鈴｢あ、よろしくね。｣
『あ、うん、よろしく。』
会話終了...
次の席替えまでこの席で頑張れるか不安...
鈴｢あ、あのさ、Aさん、最近可愛くなったよね！｣
『え？』
鈴｢あ、いや、ごめん。前から可愛いと思ってたけど、何か更に可愛くなった気がして...ごめん、急にこんな事言われたら引くよね...｣
『あ！ううん！全然引かない！嬉しいし。ありがとう。』
鈴｢っ！こちらこそ...あの、せっかく隣になったし、仲良くしてね。｣
『あ、うん、もちろん。』
思ったより鈴木くん、良い人そうだ。
さっきまで不安だったけど、何とか大丈夫そう。
今日は始業式とHRだけで授業は無い。
部活も今日はほとんどが休み。
久しぶりにみんなで帰ろうという事になって、今岩本くんのリクエストでタピオカ屋さんに来ている。
悠｢席また離れてるねぇ。｣
『そうだね。でも悠羽の隣、翔太くんだから退屈しないでしょ？』
悠｢まぁ...でもなべ寝てるからな。｣
『そっか。確かにほぼ寝てるねww』
悠｢そういや、Aの隣誰？｣
『ん？鈴木くん...だっけ？その人。』
悠｢ふーん。鈴木...あー、あの真面目そうな奴か！何か話した？｣
『よろしくねって挨拶して、あとは仲良くしようねって。あ、あと何か、可愛くなったねって言われた。お世辞だと思うけど。』
悠｢は？あいつそんな事言ったの？｣
『？うん。ありがとうって言ったけど...』
悠｢なべ、ライバル出現かもな...｣
『ん？何？』
悠｢ううん！なんでもない！｣
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
