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『...にゃにしゅんにょ(何すんの)』
渡｢ふはっ！変な顔！ww｣
翔太くんは片手で頬を挟んだままムニムニしてきた。
...いや変な顔って...
あなたがそうしてるんでしょーよ。
『...』
渡｢っ！｣
『しょーたくんもへんなかお』
自分だけ変な顔を晒されて恥ずかしいので、両手で翔太くんの頬を挟んでやった。
ちょっとだけ力を入れて頬を挟むと、唇が突き出てきてタコみたいになる。
まさか自分がされると思わなかったのか、ビックリして目玉落ちそうなくらい見開いてるし、唇タコだし、何か可愛いww
『ふふっ、かわいいww』
渡｢やめろ...｣
顔を赤くした翔太くんが私の頬から手を離したので、私も翔太くんの頬から手を離した。
『翔太くんが先にやったからだよwwタコみたいだったww』
渡｢お前...急に性格変わった？さっきまでと全然違うじゃん。｣
『翔太くんはすぐキレないって言ってたし、私だけ変な顔なの恥ずかしかったから。仕返しww』
渡｢...ったく。ほら、もう行くぞ。｣
プイッとそっぽを向いて歩き出した翔太くん。
ちょっとだけ耳が赤い気がした。
『翔太くん、今日どこ行くの？』
渡｢あ？あー、水族館。｣
『水族館？！やった！水族館大好き！』
渡｢お、おぅ...｣
今日は水族館に行くらしい♪
水族館って1番好きなんだよね。
ちょっと暗くて、割と静かだし、何か落ち着く。
私は嬉しくて、ルンルン気分で翔太くんの隣を歩いた。
渡｢ふはっ、めっちゃ嬉しそうww｣
『めっちゃ嬉しい♪ありがとう翔太くん！』
渡｢おぅ。｣
そしていよいよ水族館に着いた。
入館料は翔太くんが奢ってくれた。
申し訳なくて、お昼ご飯は私が出すねって念押した。
夏休み最終日の今日は日曜日って事もあってか、水族館はかなりの人混みで、気を抜いたら迷子になりそう...
渡｢A、ん。｣
『ん？』
渡｢お前、すぐどっか行くから。手。｣
『花火大会の時のやつじゃん...大丈夫だよ、もう離れないって。』
渡｢...いいから。いなくなった時、探すのめんどいし。｣
『...そっか。そういう事なら、分かった。お願いします。』
渡｢ん。絶対離すなよ。｣
『はーい。あ！翔太くん、イルカ！イルカ見よう！』
渡｢おいっ！イルカはまだ30分あっから！走んな！｣
本当は、翔太くんと手を繋ぐのがドキドキしてイルカに逃げようとしたのは、ここだけの秘密。
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
