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夏休み最終日。
ついにこの日が来てしまった...
昨日、緊張してなかなか寝付けなくて、朝も早くに目が覚めてしまった。
『...変なとこ、無いよね？』
昨日ほぼ1日費やした服選び。
翔太くんに変だと思われないように、色々試して何とか決まった。
『あ！もう出なきゃ！』
最終確認をしていたら、既に家を出る時間になっていた。
待ち合わせの駅までは電車で10分くらい。
その10分の間に、何回も鏡でチェックした。
目的の駅に着いたのは、約束の15分前。
ちょっと早すぎたかな...
待たせるよりはいいよね。
そんな事を考えて待ち合わせ場所まで歩くと
『えっ！』
既に翔太くんが来ていた...
ヤバッ...待たせてる...
うわぁ...怒られちゃうかな...
翔太くんを待たせている事で、一気に血の気が引いた気がした。
『ご、ごめんなさい！遅くなっちゃった...』
渡｢はよ。あー、大丈夫。俺が早く来すぎただけだから。｣
『で、でも、翔太くん待たせちゃった...』
渡｢別に怒ってねーし、そんな気にすんな。てか、お前俺にビビりすぎww俺どんなイメージ？ww｣
『え？いや、あの...ごめん、最初の印象が強くて...すぐ、怒られるかもって思っちゃって...ごめん。』
渡｢はー。｣
『ビクッ！』
渡｢あー、わり。そういうため息じゃねーから。なんつーか...その、自分に腹立ってのため息。俺のせいじゃん、どう考えても。｣
『いや！そんな事...』
渡｢いや、俺のせい。ごめん。もう、あぁいう態度取らないから。だから、そんなビビんないで？｣
『...本当？』
渡｢ほんと。てか、俺そんなすぐキレるキャラじゃねーから、普段。｣
『え、そうなの？』
渡｢ふはっ、おい、お前の俺に対するイメージ悪すぎない？｣
『ごめん...』
渡｢ふふっ、よし！もうこの話終わり！今日はせっかくのデートなんだから、楽しむぞ！｣
『うん！...えっ？！デート？！』
渡｢...は？違うの？｣
『え？そうなの？』
渡｢...俺はそのつもりなんだけど。｣
この時の翔太くんの顔が、拗ねてちょっと口が尖ってて、何か可愛いかった。
『...可愛い』
渡｢え？｣
『え？』
渡｢今、可愛いって...｣
『えっ！？口に出てた？』
渡｢出てた。｣
『ごめん、ちょっと、拗ねてる顔が可愛くて...』
どうやら心の声が口から出てたようで、素直に思った事を伝えたら更に拗ねた翔太くんが片手で頬を挟んできた。
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
