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『...ごめんね。』
...確かに、廊下でやる事では無かったかもしれない。
いくら放課後でも、ここは学校。本人達はいつも通りで、ただジャれてるだけだとしても、知らない人が見たら勘違いするかもしれないし、嫌な気分にさせてしまうかもしれない。
渡辺くんが、そのいい例だ。
完全に私が悪い。これは、もう、完全に。
『あの...嫌な気分にさせちゃって、ごめん。』
謝ろうと思った。これは素直にそう思ったから。
渡｢別にいいって言ってんじゃん。てか、謝るくらいなら最初からやんなきゃいいんじゃないの？｣
そりゃそうだ。渡辺くんの言う通り。
『そうだね...ごめん...』
渡｢はぁ...イライラする。｣
...あ、ダメだ...
今までで1番きた...
ヤバい...泣きそう...
我慢しなきゃ。
ここで泣いたら、また渡辺くんに言われる。
渡｢...チッ｣
あ、もう無理かも...
『...ごめ...』
涙がこぼれる前に、教室から出てトイレに駆け込んだ。
教室の入口で、深澤くんにぶつかりそうになったけど、ごめん、謝れなかった。今度改めて謝るから...今日だけは...
深｢...なべ？何かあったの？｣
渡｢...｣
深｢今、Aちゃん泣いてなかった？｣
渡｢...言いすぎた｣
深｢...お前、何言ったの？｣
渡｢でも、アイツが悪い。｣
深｢はぁ...何があったの。｣
渡｢...廊下で、康二と、イチャついてたから、戻ってきたアイツに、イチャついてんなよって...｣
深｢...それで？｣
渡｢謝ってきたから、謝るくらいなら最初からすんなって...あと、イライラするって舌打ちも...｣
深｢はぁ...お前ねぇ、本当に仲良くなる気あんの？言い方ってもんがあるでしょうよ。｣
渡｢...｣
深｢それに、前に康二に聞いたんだけど、康二とAちゃんはそういう関係じゃないし、お互い姉弟愛みたいなものだって。あと、康二は昔からスキンシップが激しくて、距離感バグってるから、中学の時は阿部ちゃんとかにも怒られてたって言ってたよ？｣
渡｢...そんなの、俺知らなかったし。｣
深｢知らなかったらキツい言い方していいの？マジで好きな子にする態度じゃなさすぎて引くんだけど。｣
渡｢...そこまで言わなくてもいいだろ。｣
深｢Aちゃんはこれ以上にお前から言われてんだぞ。...次、Aちゃん泣かすような事あったら、俺奪うからね！｣
渡｢は？｣
深｢嫌ならさっさと態度改めろ。｣
渡｢...んだよ、それ。｣
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
