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あの後、亮平くんにLINEして康二達も一緒に勉強させて欲しいとお願いすると、「いいよ」と言ってくれた。
亮平くんも康二に甘いからねww
何だかんだで、以前タピオカ屋に行ったフルメンバーが参加となった。
めっちゃ多い...場所探すの大変そう...
ウチの学校は、テスト1週間前になると部活が休みになる。それまでは各々勉強して、部活が休みになったら、平日は空き教室とか図書室で放課後勉強。土日はどこかに集まって勉強しようという流れになった。
『って言ってもなぁ...』
場所がねぇです...
これだけの人数になると、入れる所も限られてくる。
なるべく集中したいから、誘惑が多い場所は避けたい。
となると、図書館か誰かの家?いや、家も狭いか...
なんて、放課後の教室前の廊下で、窓の外を見ながらグルグル考えていると
向「Aちゃん!」
康二が来た。
『うわっ!...康二、どうしたの?』
向「Aちゃん見つけたから走って来てん!」
ふふん♪なんて何か嬉しそうにバックハグで抱きつきながら話す康二。可愛い。大型犬みたい。
『ふふっ、康二、犬みたいww可愛い。』
そう言って頭を撫でてあげると、更に嬉しそうに私の首元に頭を擦り付けてくる。やっぱ前世犬だった?
『あははっ、康二、くすぐったいから!』
康二の髪の毛があまりにもくすぐったくて、思わず大きな声を出してしまった。
それを奴は見ていた...
渡「...チッ」
康二を引き剥がして別れ、そろそろ帰ろうかと教室に入る。
自分の席に着き、帰り支度をしていると
...え、見られてる?
...すっごい視線感じる...
...私また何かやらかした?
え、身に覚えが無さすぎる...
こわっ!ずっとこっち見てるじゃん...
...聞いちゃう?
...いける?私。
やっちゃう?
『...なに?』
言っちゃったー!
あまりにも気になって言っちゃったー!
あー、言ってからの後悔ハンパない...
渡「...公衆の面前でイチャついてんなよ。」
は?
え、私いつイチャついた?
え、怖い!何見てそう思ったの?
『え?』
渡「廊下。見えてっから。」
廊下?...あー、さっきの康二か!
え、勘違いしてない?
『あ、もしかして康二?だとしたら、別にそういうんじゃ...』
渡「別に、どうでもいいけど。」
は?
え、そっち発信じゃん...
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください!! (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます!励みになります!楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります! (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です!!作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません!教えて頂きありがとうございます! (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちり | 作成日時:2023年9月9日 1時