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4月。
桜の季節。私は今日から高校生になる。
新品の制服、新品の靴。
カバンも何もかもが新しくて気分も上がる。
そう、思っていたのに...
｢イテッ！.....チッ、邪魔なんだよ。｣
『あ、ごめん...なさい...』
え、何で？今ぶつかって来たのそっちだよね？！
え、私が悪いの？！えー、何か理不尽...
入学式が始まる前に、掲示板でクラスの確認をしてたら、男の子がぶつかって来た。
その子からぶつかって来たにも関わらず、謝られるどころか文句を言われて私が謝った...
あぁ、こんな時ハッキリ言えたらなぁ...
自慢じゃないが、私は人見知りで内気な性格。
知らない人とは殆ど話せない。故に、今のような場面で文句なんか、とてもじゃないが言えない。
もういいや...せっかくの入学式だし、同じクラスに悠羽もいるし。
早く悠羽に会いたいなぁ...
悠羽っていうのは、私の親友。中学から一緒で何でも話せる仲。悠羽は私とは真逆な性格で、明るく活溌で友達も多い。おまけに美人でモテる。
きっと、さっきぶつかったのが悠羽なら、文句と説教まで言ってたかもしれない...
教室に入ると既に何人かいて、同じ中学だったのか、もう仲良くなったのか、何組かグループのようなものが出来ていた。
自分の席を確認して座る。こういう時、自分から話しかけられたら楽しいんだろうなって思う。
この性格を直したいけど、やっぱり緊張しちゃって行動できない。
｢Aー！！｣
『え？あ！悠羽、おはよう。』
悠｢おはよ！同じクラスだね！めっちゃ嬉しい！｣
『ふふっ、私も。高校でもよろしくね？』
悠｢こちらこそだよ！あ、このクラス、阿部ちゃんもいるみたいだよ？｣
『え、そうなの？自分と悠羽しか確認してなかったから気付かなかった...』
悠｢あはっ、阿部ちゃん可哀想〜ww来たら教えてあげよーww｣
『やめてwwあざと可愛い顔で睨まれちゃうww』
悠｢間違いないww｣
悠羽とお喋りしてる時にチラッと廊下を見たら、さっきぶつかって来た男の子が友達らしき人と喋っていた。
『うわ...』
悠｢ん？どしたー？｣
『あ、いや、あの、あそこにいる男の子見える？ちょっと塩顔の方。』
悠｢んー？あー、はいはい。あの人がどうしたの？｣
『いや、さっきね？...』
私はさっきの出来事を悠羽に話した。
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ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
