13 ページ17
岩｢翔太、顔怖いよ。Aさんビビってる。｣
『え、いや、大丈夫...』
宮｢ごめんね？翔太、いつも態度悪いでしょ？｣
『え？...いやぁ...』
宮｢ふふっ、図星だね。翔太、天邪鬼なところがあってね？しかもツン多めだから誤解されやすいんだけど、本当は良い子なんだ。｣
『へぇ...』
宮｢ふふっ、だから、こんなんだけど仲良くしてやってね？｣
『...でも...』
チラッと渡辺くんを見ると、不機嫌そうな顔をしていた。
ほら...もうこれ無理じゃない？
仲良くしてやってと言われましても...
そちら様が私を嫌いなんだから、もう私からはどうしようもない。
宮｢ほら、翔太も。もう少し素直にならないと、大切なもの逃がしちゃうよ？｣
渡｢...分かってるよ。｣
深｢分かってるなら直せよ。本当にもう手遅れになるぞ。｣
渡｢...｣
何の話をしているか分からないけど、みんなに責められて渡辺くんは居心地悪そうにしてた。
キーンコーンカーンコーン...
岩｢あ、戻らなきゃ。それじゃ、Aさん、またね。｣
宮｢Aちゃん、またね。翔太も、分かってるよね？｣
渡｢...分かってるよ。｣
宮｢それじゃ、またね。｣
『あ、うん。また...』
10分前の予鈴と共に、岩本くんと宮舘くんは自分のクラスに、深澤くんはトイレに行った。
次の日授業の準備をして、ボーッと窓の外を眺める。
あ、康二だ。次は体育かぁ。
目黒くんとラウールくんもいる。
あー、仲良いなww
康二...その動きは何なの？ww
目黒くんとラウールくん爆笑してんじゃんww
声は聞こえないけど、動きを見てるだけで面白いのが分かる。
康二は昔からそうだった。
関西人だからだろうか。笑いに貪欲で、いつも私を笑わせてくれた。
『ふふっww』
あ、やば。思わず声出して笑っちゃった...
渡｢え、こわ...何笑ってんの。｣
...はい、渡辺くん。あなたのおかげで、さっきまでの楽しい気持ちが吹っ飛んでいきました。
康二の効果が一瞬で打ち消されました。
3人を見て癒されてた気持ちが一気にどん底まで突き落とされました。
何なんでしょうか。
嫌い故の嫌がらせでしょうか。
嫌いなら、もう私の事は放っておいて貰ってもいいでしょうか。
てか、言い方に凄く悪意を感じるのですが、ワザとです？
『康二達が校庭でふざけてたから...気に障ったのならごめん。』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 966人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちり(プロフ) - ゴマ団子さん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。もう1つのお話と掛け持ちで更新しているので、遅くなってしまうかもしれませんが、読んで頂けたら嬉しいです。 (9月17日 16時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - コメント失礼しますっ。隣りの席の天邪鬼、すごく面白い作品ですねっ。プレッシャーをかけるようですが、更新頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けるようなお話が書けるように、頑張ります！ (9月16日 16時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - すごく好みのお話です！！作者さんのペースで更新頑張ってください😊 (9月16日 13時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 優希さん» すみません！教えて頂きありがとうございます！ (9月10日 22時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちり | 作成日時：2023年9月9日 1時
