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『お待たせ。』
お昼休み、お弁当を食べた後に蓮くんと待ち合わせた中庭に来た。
既に蓮くんは来ていて、いつものベンチに座っていた。
目｢いえ。俺も来たばっかなんで。｣
『そっか。』
目｢『...』｣
どうやって話そうか迷う。蓮くんも、これから言われる事を分かっているかのように、表情が固く緊張した様子。
『あの...』
目｢先輩｣
『え、はい』
目｢彼氏、出来ました？｣
『へ？』
意を決して口を開くのと同時に、蓮くんから思いがけない言葉。
驚いて固まっていると、
目｢ふはっ。驚きすぎ(笑)｣
『だ、だって！急に、あんな事言われたら...』
目｢すみません(笑)でも、なんとなくそんな感じしたんで。｣
『そ、そっか...』
目｢で？この前泣いてた原因の彼ですか？｣
『あ、うん。実は、全て私の勘違いで...改めて告白されて付き合う事に、なりました...』
目｢そっか。｣
『なので、蓮くんとは、その...ごめんなさい！』
目｢ふふっ、分かりました。先輩の事は諦めます。｣
『蓮くん...ごめんなさい。』
目｢大丈夫です。完全に諦めるまで少し時間かかるかもしれないけど、ちゃんと諦めるんで。でも、もう会わないとか言わないで下さいね？｣
『え？』
目｢先輩にフラれたけど、友達ではいたいから。それに、ラウや康二も先輩の事好きなんで、もう会えなくなったら泣いちゃうから(笑)｣
『蓮くん...いいの？また、喋ったり遊んだりしてくれるの？』
目｢当たり前です。先輩は、俺らにとって大切なお友達なんで。｣
『〜っ、蓮くーん！』
蓮くんの気持ちに応えられなかったのに、今まで通り友達でいてくれると言ってくれた事が嬉しくて、思わず蓮くんに抱きついてしまった。
目｢ふはっ、先輩って結構大胆ですね(笑)このまま連れて帰ろうかな。｣
『え！』
目｢ふふっ、冗談です(笑)あ、ずっとこのままでいたいけど、奥にいる人の目が怖いんで、そろそろ離れましょうか。｣
『え？』
蓮くんが指す先を見ると、なんとそこには殺し屋みたいな顔をしているひかるがいた。
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
