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数秒、沈黙が続いて、意を決してひかるに話しかける。
『...ひかる、』
岩｢っ、｣
『あの...まずは、昨日、ごめんなさい。酷い事言った。本当にごめん。』
岩｢いや...｣
『えっと...何から、話したらいいかな...』
岩｢...｣
『その...修学旅行から帰って来て、少し経った頃から、ひかるの事、避けるようになったじゃない？』
岩｢うん...｣
『まず避けてしまった事、謝らせて欲しい。ごめんなさい。』
岩｢いいよ。何か、理由あったんでしょ？｣
『う、ん...』
岩｢...聞かせて？｣
『えっと...もう、いつだったか正確な日付とか覚えてないんだけど、たまたま見かけて...』
岩｢...何？｣
『その...ひかるが、女の人と、いるところ...』
岩｢え？！｣
『たまたま私、ひかるの後ろの方にいたんだけど、声かけようと思ったら女の人と一緒で、凄く仲良さそうで、楽しそうだったから、声、かけれなくて...』
岩｢えー...｣
『それで、彼女できたんだって思って...でも、"私の事、好きなんじゃないの？"って"好きにさせてみせる"って言ってくれたじゃんって思って...だけど、こんな、いつ好きになるかも分かんないような奴より、自分の事好きだって言ってくれる子の方が良いに決まってるよなって思ったの。』
岩｢そんなっ、｣
『でも、その時に気付いたの。』
岩｢...｣
『私、ひかるに彼女がいるって思ったら、凄くショック受けてた。気付くの遅すぎたけど、ひかるの事、好きになってた。』
岩｢え、｣
『だけどもう、私の想いは届かないと思って、そんな状態でひかるの側にいるのはしんどいなって...それで避けてたの。ごめん...』
岩｢...はぁぁぁ｣
『...本当にごめん。私が今更好きになってしまったから｢違う｣え？』
岩｢あのさ、それ、Aの勘違い。｣
『え？』
岩｢俺、彼女いないから。ていうか、A以外と付き合う気無いから。｣
『え、でも、』
岩｢いつ見たのか分かんないけど、それ、多分妹。｣
『えっ？！』
岩｢顔、見た？｣
『横顔だけ、チラッと...』
岩｢覚えてるかどうかだけど...コイツじゃない？｣
『あ、』
岩｢コイツ、2個下の妹。｣
『...え？って事は...』
岩｢Aの勘違い(笑)｣
『うそ...』
岩｢ホント。っていうか...A、俺の事好きなの？｣
ひかるがニヤニヤして聞いてきた。
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
