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『え、何で...』
目｢明るくしてたつもりかもしれないけど、泣いてたでしょ？鼻声だったし、ほら目真っ赤(笑)｣
『あ...』
目｢ラウと康二には言ってません。先輩が言った通りに伝えて先に帰って貰いました。凄く残念がってたから、次はワガママいっぱい言われるかも(笑)｣
『...そっか。ごめん、嘘つかせて。』
目｢いえ。大丈夫です。それより、先輩の方が大丈夫ですか？｣
『え？あー、はは...大丈夫！何でも無いの！もう平気！』
目｢...俺の前では無理しないで下さい。ここには俺しかいないし、泣きたいなら泣いて下さい。俺、見てませんから。｣
『えー、ふふっ、...ｸﾞｽｯ、蓮くんは、優しいなぁ...ｸﾞｽｯ、もう、大丈夫だと思ったのに...ｸﾞｽｯ』
目｢...｣
蓮くんが優しくしてくれるから、止まったはずの涙がまた溢れてきた。
蓮くんはそんな私の顔が見えないように抱きしめて、背中をさすったり、頭を撫でたりして、ただただ側にいてくれた。
そして10分程経った頃
『ｸﾞｽｯ...ごめん、もう本当に平気。ありがとう。あ、制服、涙で濡れちゃった...ごめん...』
目｢ふはっ、大丈夫っす(笑)先輩？｣
蓮くんの大きな手と包み込むような大きい身体に安心して涙も止まった時、蓮くんは私の頬を両手で包んで上を向かせた。
目｢あんまり泣くと、可愛い顔が勿体ないです。先輩は笑顔の方が素敵です。まぁ、泣けって言ったの俺っすけど(笑)｣
と、優しい顔をしながら私の頬に付いた涙を親指で拭ってくれた。
『...蓮くん、絶対モテるよね(笑)』
目｢まぁ、否定はしないっす(笑)でも、好きな人にモテないと意味無いんで。｣
私の頬を手で挟んだまま、ジッと目を見つめる蓮くん。
目｢A先輩｣
『ん？』
目｢俺、先輩が好きです。｣
『えっ！』
目｢泣いた理由、きっと男でしょ？｣
『え...』
目｢何となく、そうかなって。...俺なら、あんな風に泣かせません。だから、俺と付き合って下さい。｣
『えっ、と...』
目｢すぐ返事しないで。ちゃんと考えて欲しいから。｣
『あ、うん...』
目｢ふはっ、キョトンとしてる顔も可愛い(笑)｣
『っ、ねぇ！』
目｢ふははっ、じゃあ、帰ろっか。とりあえず今日は送らせて下さい。｣
『あ、はい...お願いします』
突然の告白に驚いて、気付いたら自室で...
下でお母さんが｢イケメン見ちゃったぁ♡｣とか騒いでるから、きっと蓮くんが送ってくれたのは間違いない。
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
