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僅かな休み時間はあっという間で、もう少しこの3人と喋っていたいと思う程だったけれど、また喋ろうね、と約束してそれぞれの教室へ戻った。
何日もこんな風に過ごしていたから、さすがに真希に怪しまれ、遂に呼び出された。
真｢ねぇ。最近ちょっとおかしくない？｣
『え、何が？』
真｢全然教室いないし、そういう時は時間ギリギリに戻ってくるし。でもその顔は何か楽しそうだしさぁ。休み時間にちょいちょい何処行ってんの？あと！最近全く岩本と喋らないじゃん！喧嘩でもしたの？｣
『あー...まず、ひかるとは喧嘩なんかしてないよ。それと、休み時間は中庭に行ってる。』
真｢中庭？何でそんなとこに？｣
『んー、話すと長くなるんだよね(笑)』
真｢じゃあ、放課後！今日は部活も無いし、ファミレスか何処かで聞かせて。｣
『分かった...』
こうしてこの日の放課後、真希にあの日の事、ひかるへの気持ち、中庭の事、目黒くん達の事を全部話した。
真｢...なるほどねぇ。｣
『そういう事でした。心配かけてごめんね？』
真｢そこは良いんだけどさ...あの岩本が、A以外を好きになるなんて想像出来なくて...｣
『何でよ(笑)そんなの普通でしょ？私に脈がないと思ったから乗り換えた。それだけの事だよ。』
真｢本当にそうなのかなぁ...岩本に確認してないんでしょ？｣
『出来ないよ、確認なんて。そもそも、何て聞くの？"私の事諦めて彼女作ったの？"とか？無理だよ、そんなの。』
真｢まぁ、そうだけどさ...で、代わりに仲良くなったのが、後輩の目黒？だっけ？｣
『うん。目黒蓮くんと、最近は目黒くんのお友達の向井康二くんとラウールくんも仲良くなれた。凄く良い子だよ？3人とも。』
真｢そう。まぁ、その3人のおかげで笑顔になれてるなら良いんだけどさ...やっぱり、岩本に確認した方が良いと思うけどな。｣
『...もう、いいの。確認したとして、"そうだよ"とか言われたら更にショックだもん(笑)傷付きたくないの。狡い考えかもしれないけど、今はまだ、私からひかるに話しかけられないけど、このまま何も無かったように友達でいれるなら、それでいい。そのうち、ひかるへの気持ちも消えるかもしれないし！』
真｢A...｣
『この話終わり！ね？あ、そうだ！今度真希も目黒くん達に会ってよ！紹介したい！本当に良い子達なんだぁ♪』
最後は無理矢理話題を変えて平気なフリをした。
そうでもしなきゃ、耐えられないと思ったから。
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
