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彼は"目黒蓮"くんというらしい。
1年生でサッカー部。
お友達は、関西弁の子犬みたいな男の子と、目黒くんより背が高いハーフの男の子らしい。
そういや、目黒くんめちゃくちゃ背が高いな。
これよりデカいって、そんな子いたら目立つはずなのに、自分の学年以外の事なんか何も知らないんだな、と思い知らされる。
『目黒くんは、よくここに来るの？』
目｢はい。ここ、静かじゃないっすか。教室いると、康二とラウがうるさいんで、たまにここに逃げてくるんです(笑)｣
そんな事を言う割に、目尻が垂れ下がってる目黒くん。
その"康二"くんと"ラウ"くん？の事、大好きなんだろうなって何となく分かる。
『そっか。その"康二"くんと"ラウ"くんってのが、さっき言ってたお友達？』
目｢あ、そうです。康二は関西から来た子でカメラが趣味らしいです。俺もよく勝手に撮られます(笑)｣
『ふふっ、そうなんだ。』
目｢で、ラウールはベネズエラとのハーフで、モデルみたいなんすよ。背が高くてイケメンで。｣
『そうなの？そんな子いたんだ...全然知らないや、他の学年の事。』
目｢学年が違うと、なかなか顔合わせることも少ないから、知らない人とか結構いますよね。｣
『ね。今度会ってみたいなぁ、その、康二くんとラウールくん。』
目｢ラウなんかはデカいから目立つし、多分すぐ分かると思うんすけど、機会があったら会わせます(笑)｣
『ふふっ、分かった。...あ、そろそろHR始まるね。戻らなきゃ。』
目｢本当だ。もうそんな時間なんだ...｣
『ねぇねぇ、良かったらさ、またここに来てもいい？』
目｢もちろん！そもそも、ここはみんなの場所だし(笑)また会ったらお話しましょう。｣
『ふふっ、ありがとう。それじゃ、またね。』
目｢はい、また。｣
初めて会った目黒くんは、マイペースでゆったりした空気感で、知らない子なのに自然に話す事が出来た。
目黒くんと話してた事で、幾分か気持ちも落ち着いて教室に戻れた。
顔を見ちゃうと、やっぱり昨日の事を思い出しちゃうけど、ひかるは何も悪くないんだし、いつも通りを心がけようと決めた。
岩｢遅かったね。｣
『あ、うん...ちょっとね。』
岩｢...｣
やっぱムリかも...
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
