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次の日。
殆ど寝てない状態で学校へ行く。
教室に入る前、１回立ち止まって深呼吸。
『ふぅ...』
意を決して教室に入ると、ひかるとふっか、翔太が喋っていた。
『っ、』
ひかるの顔を見た瞬間、昨日の事が鮮明に蘇ってきて、一瞬怯んだ。
深｢お！Aちゃん、おはよぉ！｣
渡｢はよ。｣
岩｢おはよ、A！｣
『お、おはよ。』
あぁ...
ダメだ。
今までどんな感じで接してたっけ...
急に分からなくなった。
『あ！ちょっと、職員室行ってくる！』
ひかるの顔は見れないし、どうやって接してたか分からなくなるしで、私は咄嗟に嘘をついて教室を出た。
深｢...Aちゃん、どうしたんだろ？｣
渡｢さぁ？先生に用事でもあるんじゃね？｣
岩｢...｣
.
教室を出たのはいいものの、職員室になんて用事無いし、この時間に図書室は開いてない。
どうしよう。
HRまで、何処で時間潰そうか。
行き場が無くて、なんとなく中庭の方へ行ってみる。
滅多に来ないけど、幾つかベンチもあって、静かで、木や草花がたくさんあって、結構癒されるかも。
私はベンチに座って、ボーッとこれからの事を考えていた。
朝は職員室行くって出てきたけど、休憩時間とか、お昼はどうしよう。
真希がいれば、何となく乗り切れそうな気はするけど...
ずっと一緒ってわけにもいかないし...
｢こんにちは｣
でも、毎回教室離れるのも怪しいよなぁ。
｢こんにちは！｣
だけど、今はひかるの側にいるのはしんどいし...
｢おーい｣
『っあー！もう！どうすればいいの！』
｢うわっ！！｣
『えっ？！』
考え事してて、グルグルしてて、思わず声に出てしまった時、目の前に知らない男の子がいた。
『え、誰？』
｢...何回も声かけたんですけど。｣
『え？嘘...』
｢嘘じゃないです。"こんにちは"とか"おーい"とか声かけたけど、上の空って感じで。｣
『あ、ごめんなさい。ちょっと、考え事してて。』
｢ふはっ、大丈夫です。ここに人がいるの、珍しかったから声かけただけなんで。｣
『あ、そう。君は、ここによく来るの？』
｢はい。ここ、穴場なんで。1人になりたい時とかよく来ます。｣
『そっか。確かに、いいよね、ここ。何か落ち着く。あ、自己紹介してなかったね。私はAA。君は？』
｢目黒蓮です。よろしくお願いします。A先輩。｣
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2024年2月16日 20時
