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『｢あけましておめでとうごさいます。｣』
元旦。
亮平と一緒に初詣にやって来た。
近くの神社は結構大きくて、毎年元旦の初詣はたくさんの人でごった返す。
『やっぱり人多いね。』
阿｢本当に。はぐれないようにしなきゃね。｣
『うん。』
阿｢て事で、はい。｣
人が多すぎて、ちょっと気を抜くとはぐれそう。
そんな時、亮平がサッと手を出してくれた。
『ふふっ、ありがとう。』
阿｢離れないでね？｣
そのまま手を繋いで、参拝の列に並ぶ。
結構並んでるけど、亮平と色んな話をして過ごせばあっという間に私達の番になった。
『...』
阿｢...｣
無事にお参りし終わって、人混みから抜け出す。
阿｢何てお願いしたの？｣
『んー、家族の健康とみんなが幸せで暮らせますようにって。』
阿｢そっか。｣
『それから...』
阿｢ん？｣
『亮平と、これからもずっと一緒にいられますように...って。』
阿｢A...｣
『亮平は？何てお願いした？』
阿｢俺も、家族の健康と幸せ、それと、Aといつまでも一緒にいられますようにってお願いした。｣
『一緒だね。』
阿｢ね。...A、｣
『ん？』
阿｢クリスマスの時も言ったけどさ、｣
『うん。』
阿｢俺は、この先A意外とは考えられない。｣
『うん。』
阿｢まだまだお互い子供だし、これから色んな事があると思うけど...｣
『...』
阿｢いつか、ちゃんと言うから、これから先も隣にいてね？｣
『うん。』
阿｢ここは、俺が予約しとく。｣
『っ、うん！』
まだまだ先の事だけど、亮平が私との未来を考えてくれている事が嬉しかった。
左手の薬指を触って、"予約しとく"と言った亮平の顔は、とても優しくて、甘くて、私しか知らない顔。
阿｢さ！甘酒飲みに行こっか？｣
『うん！』
『亮平』
阿｢んー？｣
『大好き！』
Fin.
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ちり(プロフ) - rs子さん» ありがとうございます😊励みになります！毎日更新出来ず、お待たせしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月4日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
rs子(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませていただいてます☺ちょっと切なくてキュンとするこのお話が大好きで、更新されるのをわくわくしながら待っています❤️これからも応援していますので、ご無理のないところで更新がんばってください🌟 (2月3日 22時) (レス) id: 62e04e7933 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - さらさん» ありがとうございます😊たくさん褒めて頂いて、励みになります！読んで良かったと思って頂けるような作品に出来るように頑張りますので、よろしければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月1日 8時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はしめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！阿部くん格好良すぎて、きゅんってなります！！心の中では、めっちゃ叫んでます(笑)素敵な作品書いてくれてありがとうございます！！続き楽しみにしてますね！！更新頑張って下さい！！ (2月1日 1時) (レス) @page22 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年12月25日 19時
